2012年 NEC軽井沢72ゴルフトーナメント

有村、1打差の4位タイ発進にも不満顔

2012/08/10 18:20
ドライバーは好調。首位に肉薄した有村智恵だが、厳しい言葉に終始した

09年に初日から首位を守る完全勝利を挙げた舞台で、有村智恵が再びの好スタートを見せた。10日(金)に開幕した「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」初日を5バーディ、2ボギーの「69」で回り、首位に1打差に迫る3アンダーの4位タイに続いた。

今週からドライバーのシャフトを捕まりの良いモデルに替え、開幕前から手応えを口にしていたティショットは引き続き好調。序盤の2番(パー5)を3オン1パットとし、最初のパー5で確実にバーディを先行させる。その後も多くのバーディチャンスを演出し、後半の12番、13番で連続バーディ、さらに最終18番のバーディフィニッシュでリーダーズボードを駆け上がった。

しかしチャンスが多かった分、有村の中で消化不良は否めない。「もっと(上位は)スコアが出ると思っていた。位置的には1打差だけど、もう少し(スコア的に)いかなくちゃいけなかったと思う」と、心情としては喜びよりも不満が勝っている。

中でも悔やむべきは、6番と11番のボギー。「2つのボギーは、グリーンを外して1m弱を外してのもの。その辺のボギーがビッグスコアを妨げている」と厳しい表情。「ショートパットを外すと、アプローチも難しく考えてしまう。明日は、自分で難しくさせないようにやっていきたい」。順位が良くても、プレー内容に納得がいかなければ満足は得られない。いかにも有村らしく、気持ちをいっそう引き締めていた。(長野県軽井沢町/塚田達也)

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