2012年 NEC軽井沢72ゴルフトーナメント

有村、銀メダリストから刺激「自分も見習いたい」

2012/08/09 18:11
親交のあるフェンシングの太田雄貴が銀メダルを獲得。大きな刺激を胸に開幕を迎える有村智恵

歴代チャンピオン(09年)の一人として「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」を迎える有村智恵。開幕前日の9日(木)に行われたプロアマ戦後には、「だいぶ調子が良くなってきている。今週はしっかりと結果を求めてやっていきたい」と、よどみのない口調で勝利への意気込みを示した。

自信の言葉の裏には、今週から替えて良好なドライバーシャフトがある。「1Wが安定してきたことで全体的に良い感じになっている。今までのより感触はすごく良い」。これまでと硬さは大きく変わらないが、少し捕まりの良いモデルを着用。従来では「小細工をしないと良いショットが打てなかった」というドライバーも、アイアン、フェアウェイウッドと同じ流れで自然に振り抜け、「何も考えずにシンプルに振れること」という有村のクラブの選択基準にピッタリと収まっているという。

現在、オリンピックで開催中の五輪戦士からも刺激を得た。親交のあるフェンシングの太田雄貴が、先日の男子フルーレ団体で銀メダルを獲得。「あそこまでの執念や、気持ちのこもったプレーは私たちにも参考になる。最後は気持ちで勝敗がつくということを、自分も見習いたい」。太田が残り1秒でポイントを挙げて追いつき、逆転劇へとつなげた一戦を胸に刻んだ。

さらに、「太田さんに何かのきっかけで連絡をとると、私の成績が良いことも多い」と有村。優勝した09年大会と、昨年の「樋口久子 森永製菓ウイダーレディス」では、直前に太田に連絡し、いずれも優勝を手にしたという。今週ももちろん、太田には祝福のメールを送り済み。「太田さんからパワーをもらっていると思う。この縁起を切らさないようにしたい」。ゴルフの調子も上々、次は有村が祝福の連絡をもらう番だ。(長野県軽井沢町/塚田達也)

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