有村、優勝争いから脱落し単独8位フィニッシュ
2012/08/05 18:23
朝から小雨のぱらつくスタートとなった「meijiカップ」最終日、首位と2打差の2位タイからスタートした有村智恵だったが、この日は3バーディ、4ボギーとスコアを伸ばせず、通算3アンダー、単独8位で今大会を終えた。
2日目はショットの不調に苦しみながらも、なんとか好位置をキープして臨んだ有村だったが、この日は、2番(パー3)でボギーが先行。ティショットをグリーン左に外すと、アプローチがピンを約3mオーバーして2パットのボギー。続く3番でも左ラフからのセカンドショットはグリーン奥にこぼれ、さらに3mのパーパットを外して連続ボギーとしてしまう。9番(パー5)ではセカンドショットを大きく右に曲げてコースロープ外へ打ち込むなど、ショットに精彩を欠き苦しんだ。
「とにかくティショットがばらけてしまった。フェアウェイにさえ運べれば悪くない」と、3日間を通して有村を悩ませ続けたショットは、復調の兆しが見えかけたところで、再び低迷を辿った。後半に入ると10番、12番(パー5)でようやくバーディを奪うものの、16番で再びボギー。最終18番では渾身のバーディパットを沈めるも、有村の表情に笑顔はなく、悔しさ残るフィニッシュとなった。
「先週1週間で、ショットを変えたのですが、優勝争いの中で試すことができて良かったです。どういう時によくて、どういう時に悪いのかがはっきりとしたので、しっかりと練習したいと思います」。有村は次週、本土、長野県に場所を移し「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」に出場する。(北海道北広島市/糸井順子)