有村、最終日に手応え「前向きになれた一日」
2011/09/25 17:18
大会3日間のうち、2日間を宮里藍と同組で回った「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」の有村智恵。最終日は共に1オーバーからスタートしたが、有村は最終18番でバーディを奪う意地を見せるも、「77」と崩れて通算6オーバーでホールアウト。「後輩が先輩を立てる形で終わったんですけど、楽しかったです(笑)」と、冗談を交えて1日を振り返った。
スコアこそ悪かったが、調子は最終日が一番良かったという有村。「思い切り攻めた分、大きなミスになったホールがいくつかあって、うまくリカバリーすることができませんでした。でも、小技がかみ合えば良いところにいけるショットだったので、スコアほど落ち込んではいない、前向きになれた一日でした」。手首の怪我も気にすることなく、大ギャラリーの前で精いっぱいのプレーを見せた。
思い入れの強かった被災地・仙台での試合。有村は「皆さんにゴルフの試合を見に行く余裕ができたのがうれしいし、余裕ができたときにゴルフを見に行こうと思ってくれたこともうれしかった」と、目を輝かせる。次週は公式戦の「日本女子オープン」が控えるが、「宮城の人からいろんなものをもらったので、返していけるように頑張りたいです」と、応援を力に変え、結果で恩返しをする心づもりだ。(宮城県利府町/今岡涼太)