有村、悩めるショットに風が追い討ち
2011/04/22 20:19
「フジサンケイレディスクラシック」初日、有村智恵は前半こそ1アンダーと耐えるプレーを続けていたが、風が吹き始めた後半に3つのボギーを重ね、2オーバーの37位タイとやや出遅れる滑り出しとなった。
昨日、練習ラウンドでアイアンショットに違和感を覚え、夕暮れまで調整。アドレスでのハンドダウンに気づき「自分の中で分かったものがあったので、大丈夫だと思う」と気丈に話していたが、川奈特有の重い海風に襲われては太刀打ちできない。
「まだ、ショットに違和感がありました。風が強くなって影響を受けやすくなると、思い切り振れずにゆるんでしまう。その分のミスでした」。海を背にする17番パー3では、「自信を持って振れなかった」とグリーンに届かず、手前の傾斜を転がり落ちてボギー。ショットへの不信感に風が加わり、有村の最大の武器、ショットの正確性という翼がもがれてしまった。
まずは「今は(理想の)3割くらい」というショットの修正が先決。「悩みながらだといけないので、早く明確なものを見つけたい」と足早に練習場へ向かった。