2010年 大王製紙エリエールレディスオープン

有村、初のホールインワンに「悲しかった・・・」

2010/11/18 17:44
12番パー3で自身初のホールインワンを達成!でも、心境は・・・

「大王製紙エリエールレディスオープン」プロアマ日。ゴルファーなら誰もが夢見る歓喜の瞬間が、有村智恵に訪れた。155ヤードに設定された、打ち下ろしの12番パー3。7番アイアンから放たれたボールはピン手前3ヤードにキャリーし、そのままラインに乗ってカップイン。アマチュア時代から通じて初という、ホールインワンを達成した。

だが、有村の心中はちょっと複雑。実際には、ティショットを打った後に片手を離すミスショット。さらにカップ周辺は木陰にかかっており、カップインした瞬間は見えなかったという。「初めてのホールインワンだったのに、あまり感動できなくて悲しかったです」と苦笑する有村。それでも、カップをのぞいてボールを確認した瞬間、ようやく笑顔がこぼれ出た。

今シーズンも、残すところ僅か2試合。「今年1年、自分がすごく納得のできたラウンドは無かった。あと2週間で(納得のできるラウンドを)作っていきたい」と意気込みを口にする。ディフェンディングチャンピオンとして臨む一戦、「ショットのフィーリングも良くなっている」と、自身初の大会連覇に向けて状態は良好。来週の月曜日には、23回目の誕生日を迎える。「良い終わり方をしたいですね」。今日のホールインワンが、最高の結果へと導く呼び水となるか。

2010年 大王製紙エリエールレディスオープン