2010年 マスターズGCレディース

有村、後半尻上がりに調子を取り戻し7位タイ!

2010/10/22 17:50
後半、得意のフェードボールでスコアを伸ばした有村智恵

国内女子ツアー「マスターズGCレディース」の大会初日に、3週連続優勝を狙うアン・ソンジュ(韓国)と招待選手のポーラ・クリーマー(米国)とラウンドした有村智恵。2番でボギーを先行するが4番パー3でピンの右横6mに1オンすると、左に切れるラインを読みきってバーディを奪い返した。

ところが、この注目組はなかなかバーディチャンスを迎える選手が現れず、スコアが伸び悩む展開になってしまった。9番ではティショットが左のラフに行くと、2打目はグリーン手前の深いラフ。このホールでボギーを叩いた有村は、再び1オーバーにしてしまった。

しかし後半に入ると、ショット時のアドレスを意識的に左方向に向けて打った結果、徐々にスイングが安定してきた。「私はフェードボールを打ちたいけど、スタンスがどんどんスクエアになっていました。なので、思い切って左を向くようにしました」と、ラウンド中に修正ができたことで、後半はピンチというピンチはなかった。

12番パー5でバーディを奪い、最終18番は2打目をピン奥40センチにぴたりとつけてバーディ。1アンダーの7位タイでホールアウトし、2日目以降に繋げるバーディで締めくくった。「明日は前半からスコアを伸ばせるように回りたい」と、好感触を掴んだ有村が、首位と4打差から追い上げを見せる。

2010年 マスターズGCレディース