2010年 LPGAチャンピオンシップ

藍、3位タイで終えるも世界ランク1位から陥落へ

2010/06/28 08:22
世界ランクトップから陥落も、充実の内容で最終日を終えた宮里藍

「LPGAチャンピオンシップ」最終日を前に、LPGAは世界ランクに関する1つの試算を打ち出した。独走態勢のクリスティ・カーが優勝した場合、宮里藍は単独2位で終えなければ世界ランクトップの座が逆転する・・・。宮里は、その試算を今朝に聞いたという。

「それは構わなくて、とにかく自分のベストのゴルフをすれば良いと思っていた」。その心構えは現実となり、この日の宮里のプレーを冴え渡らせる。1番からスタートした宮里は、4番までパーを並べた後の5番パー3で4メートルを沈めバーディ。「難しいパットだったが、あれで弾みがついた」と、続く6番、7番、9番でもバーディを奪い、24位から一気に上位へと駆け上がる。

最終18番はボギーとしたものの、バックナインも3つのバーディを重ね、この日のベストスコアタイとなる「66」でフィニッシュした。通算6アンダーは、2位のキム・ソンヒーに2ストローク及ばず3位タイ。世界ランキングトップは大会を制したカーに奪われたが、今週のプレー内容には納得の表情を見せていた。

「メジャーで3位タイは悪くない成績。クリスティが素晴らしかった。今日は自分のリズムでプレーできたし、最終日に良いプレーができて良かった。『全米女子オープン』にも良い状態で入れると思います」。宮里は来週の試合には出場せず、2週後間の「全米女子オープン」に向け調整を続ける。

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