後半はショットが安定、明日に繋がる流れをつくる
ショットが左に引っかかり気味だったこともあり、「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」初日を30位タイで終えた宮里藍。午前スタートの2日目は朝早くから練習場に姿を現し、ショットの調整に余念がなかった。
1番ティからスタートした宮里。午前中は初日と同様、引っ掛け気味のショットが目立ち、スコアメイクに苦しむ展開が続いた。3番パー4ではティショットをフェアウェイに運んだものの、2打目をグリーン左ラフに打ち込んでボギー。6番パー4ではティショットを左ラフに曲げてしまい、2打目でもグリーンをとらえきれずにボギー。それでも5番と7番のパー3ではバーディを奪い、前半を何とかイーブンパーで終える。
「難しい中で流れを作っていけた」と手ごたえを感じて後半に臨んだ宮里だったが、10番パー4で2打目をピン下10メートルにつけたものの、ここから3パットのボギーに。「10番だけえらいショートしてしまいました。それだけが残念です」と、流れを掴みきれない。その後は全てパーで終え、この日2バーディ、3ボギーの「73」。通算3オーバーと1ストローク落としたが、順位は21位タイに浮上して終えた。
この日も最低目標のイーブンパーに届かなかったが、光明は見えた。「前半はアドレスがしっかりきていなくて、途中から右目を狙って打つようにしたら、リズムとテンポも良くなって後半はすごく良かったです」と、引っかかり気味だったショットが後半から安定。コーチの父・優氏から「グリップを短く持てばチーピンが出なくなる」とアドバイスを貰ったが、「もう少しリラックスして振るのが先決だと。自分のフィーリングを意識してやりました」と、自身の考えで修正できたことも大きな収穫だ。決勝ラウンドでは、正確なショットで勝負する宮里本来のプレーが期待できそうだ。