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2011年 HSBC女子チャンピオンズ
期間:02/24〜02/27 場所:タナ・メラCC(シンガポール)

K.ウェブが有村をかわし逆転勝利! 有村は1打差に泣く

シンガポールにあるタナ・メラCCで開催されている米国女子ツアー第2戦「HSBC女子チャンピオンズ」の最終日。単独2位からスタートしたカリー・ウェブ(オーストラリアー)が4連続を含む6バーディ、3ボギーの「69」で回り、通算13アンダーで逆転勝利を手にした。

ウェブに1打差をつけて単独首位からスタートした有村智恵は、4バーディ、3ボギーの「71」と伸ばしきれず、通算12アンダーの単独2位フィニッシュ。ウェブに逆転を許し、惜しくも米ツアー初優勝を逃した。通算10アンダーの単独3位にヤニ・ツェン(台湾)。日本勢では、宮里藍が通算イーブンパーの14位タイ、宮里美香が通算1オーバーの16位タイ。上田桃子は通算10オーバーの単独47位で終えている。

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有村はあと1打に泣く

第2ラウンドから3日連続で最終組でラウンドした有村は、序盤からチャンスを作れずに苦しんだ。「12、13番まで全然攻められず、バーディトライをショートして、いい内容ではなかった」。前半は有村と6打差の3位タイでスタートした同組のヤニ・ツェンの猛追を受けて、9番終了時で有村が11アンダーのまま、そしてウェブとツェンが1打差に迫った。

後半に入ると、ツェンは失速したものの、12番でウェブに並ばれ、14番で逆転を許した。米国女子ツアー初優勝の快挙はならず「世界のトップと私のプレーを比べてみると、足りないところが一杯ある。少しの差だけど、この順位の差は大きいので悔しいです」と、唇をかんだ。

ウェブは逆転で2年ぶりの勝利

後半で有村を逆転したウェブは、最終18番で短いパーパットを沈めると両手を突き上げた。前半はツェンの追い上げにあったが、冷静にバック9での勝負に持ち込んだ。36歳のベテランは2009年3月の「J GOLFフェニックスLPGAインターナショナル」以来の優勝に笑顔。「本当に素晴らしい気分。1打差で勝てたことは本当にうれしい。気持ちをコントロールできた」と2年ぶりの勝利に酔いしれていた。

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