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キャディの大チョンボも何のその “裏開催”のピン位置メモでイーグル→バーディ

◇世界選手権シリーズ◇WGCメキシコ選手権 3日目(23日)◇チャプルテペクGC (メキシコ)◇7345yd(パー71)

グリーンのどこにピンが切られているかはゴルファーにとって重要な情報、のはずだ。ましてや一打の差が数千万円の稼ぎの違いを生むこともあるプロゴルファーにとっては…。

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世界選手権シリーズ「WGCメキシコ選手権」3日目、世界ランキング19位のポール・ケーシー(イングランド)は大会35位でイン10番からスタートした。4ホール目の13番(パー3)で、キャディのジョン・マクラーレン氏にピンまでの距離を聞いた。返ってきた答えに「どうも僕の計算と合わなくてね…」。確認すると、マクラーレン氏はメキシコ選手権ではなく、同時開催(裏開催)されている米ツアー「プエルトリコオープン」のピン位置が記されたシートを持っていたという。

例えば、11番(パー5)のピン位置は手前から11yd、左から5ydのメキシコ選手権に対し、プエルトリコオープンは手前から34yd、左から6ydで、縦の距離はかなり違っていた。

ケーシーはそれでも、11番でピンから3.5mに2オンしイーグルを奪取。12番では残り51ydから40cmにつけてバーディとし、正確なピン位置を把握していなかった3ホールで3つ伸ばした。

ことの顛末は、ケーシーと同組だったリー・ウェストウッド(イングランド)が「ジョンは最初の3ホール、プエルトリコのピンポジションをケーシーに見せていたらしい。ナイス、ジョン」とツイートして発覚した。

ケーシーはインスタグラムで真偽を尋ねられ「本当のことなんだ。ただ、最初の3ホールはピンポジションが重要にならなかった。技術的な問題はなかったし、面白いことだね」とマクラーレン氏を気遣った。

PGAツアーのピン位置は公開されれば、ツイッターで誰でも閲覧できる。マクラーレン氏がプエルトリコオープンのものを持っていた理由は不明だが、勘違いとみられる。ケーシーはその後もバーディを重ねて「65」をマークし、13位に浮上。「きょうは組み合わせにも恵まれた。すごく良いラウンドができた」と上機嫌だった。(メキシコ・メキシコシティ/林洋平)

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