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松山英樹は2年ぶりのV逃す 15位終戦も「兆し見えている」

◇米国男子◇ウェイストマネジメント フェニックスオープン 最終日(3日)◇TPCスコッツデール(アリゾナ州)◇7261yd(パー71)

7アンダーの26位タイから出た松山英樹は4バーディ、2ボギーの「69」で回り、通算9アンダーの15位タイに順位を上げてフィニッシュした。2年ぶりとなる大会3勝目を争うことはできなかったが、「打ちにくいホールで、打ち切る自信がない感じがある。パットに関しても同じようなことが言える」と現状を把握する機会になった。

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最終ラウンドをともにしたのはバド・コーリー、そして2年前に4ホールに及ぶプレーオフを戦ったウェブ・シンプソンだった。ただ、この日は最終組のスタートより、1時間半も早い競演に。朝から雨が強弱をつけて降り続き、レインウェア姿の松山は最初のバーディを3番(パー5)で奪ってからは、なかなかチャンスを決めきれなかった。

■ ヒヤリとするシーンも…

後半11番の1Wショットの後、前半から感じていた右手首の痛みが悪化し、自らテーピングを巻いて対処した。「全然心配することじゃないです」と一時的なアクシデントだったと強調。「後半、良いショットが打てたので痛くはない」と2つスコアを伸ばしたバックナインを振り返って笑った。特に終盤は1Wショットが安定し、「(週末)2日間で良くなった。曲がっていたらスペックを変えようかなと思っていた。(ミスショットは)ドライバー(そのもののせい)ではないと分かったので良かった」という“発見”を収穫に挙げた。

過去2勝のフェニックスで“復活V”とはいかなかったが、昨年の不振からのカムバックを目指す過程で、ここ2試合は上位が望めるプレーを続けた。0勝に終わった前シーズンを経て、感覚を研ぎ澄ませて鍛錬に取り組んでいる。

■ あくまで自分基準

今大会の開幕前日、プロアマ戦で一緒に回ったテレビ解説者のブランデル・シャンブリー氏から「あんなバンカーショット、今まで見たことがないよ」と声をかけられた。3位に入った前週の「ファーマーズインシュランスオープン」の最終日、最終18番で2オンに成功したUTでのショットは多くの人の度肝を抜いたが、松山は今週に入ってすぐ、そのクラブのシャフトを交換。日本シャフトの「GRAPHITE On STEEL TECHNOLOGY」というカーボンとスチールの複合モデルをテストし、いきなり実戦で使った。

「(ファーマーズ最終日の)18番と9番のショットは評価されるけれど、”たまたま”のショットだったんです」と、スーパーショットをこともなげに振り返る。周囲の興奮とは一線を引き、自分基準で状態を見極める姿勢は変わらない。

「この2週でトップ20を外さなかったし、そういう意味では少しずつ兆しは見えているのかなと思う」。次週をオフに充て、2月14日(木)開幕の「ジェネシスオープン」(カリフォルニア州・リビエラCC)で再始動する。「去年はトップテンに入って、これをうまく続けられるというところでうまく行かなかった。今年はうまくいくように、次の1週間は大事にしたい」と表情を引き締めた。(アリゾナ州スコッツデール/桂川洋一)

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