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3連続バーディ締め! 石川遼「我慢」の先に初の単独首位

米国男子ツアー「クイッケンローンズ・ナショナル」2日目を首位タイからスタートした石川遼は、前半アウトで伸び悩みながらも後半に巻き返し、7バーディ、4ボギー「68」(パー71)をマーク。通算11アンダーとして、米国ツアー自身初の単独首位に立ち、絶好のポジションで決勝ラウンドへ折り返した。

ツアー2度目の首位発進から一夜明け、「体の動きが悪く、難しかった」という前半。最初の1番で6mを決めてバーディを先行させるが、2番、4番(パー3)と続いた3パットボギーが勢いを削ぐ。

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一時は首位の背中が遠ざかるも、「6番あたりから、だんだん良くなってきた」と、流れを呼び戻すのに時間はかからなかった。その6番で3mのチャンスを入れてイーブンに戻し、中盤は一進一退が続いたが、見せ場は終盤に待っていた。

この日イーブンのまま迎えた16番(パー3)。「ショット的には弱かったが、上手く前に跳ねてくれた」というボールはピン手前にキャリーし、カップの10センチ手前にピタリ。あわや連日のエースという1打でタップインバーディとすると、17番でも4mを決めて2連続。さらに最終18番は、奥から10mをねじ込む3連続バーディで単独首位の座を奪取した。

大歓声に包まれた最終ホールの余韻を残しながらも、「我慢の1日。何とか集中してやっていこうという感じだったし、ショットの修正点はまだたくさんある」と、出入りの激しかったラウンドを戒めたトーナメントリーダー。「まだ半分が終わっただけ。しっかりと我慢をして最終日につなげたい」と、自らに投げかける言葉にもいっそうの熱がこもる。

単独首位で初めて迎える決勝ラウンド。悲願の米国ツアー初優勝へカギを握るムービングデーは、リッキー・ファウラーと同じ最終組から午後1時50分(日本時間午前2時50分)にスタートを切る。

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