8時21分スタート予定だった宮里藍。長い待機を強いられた

米国女子メジャー第2戦「ウェグマンズLPGA選手権」初日は、スタート前から見舞われた雷雨によりキャンセルに。明日2日目に予選第1ラウンド、3日目に第2ラウンドを行い、最終日に決勝ラウンド36ホールを行う決定が下された。なお、ウェイティングだった片平光紀の出場が急きょ決定。日本勢の出場者は6人となった。

初日の中止を受け、日本勢6人のコメントは以下の通り。

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■ 宮里藍

「朝キャディから電話がかかってきて『一時間遅れだ』と聞いて部屋でゆっくりしていました。どれくらいコースが濡れているのか、グリーンのスピードとかラフの感じとかを見ておきたかったんですけど、ちょっと練習した感じだとコースは相当濡れているのではないかと。とりあえず明日が順調にいけばいいなというのがまずの気持ち。今夜を通して、どれだけ雨が降るかによって明日の状況も変わってくるので、とりあえずラウンドできることを願います。天気には勝てないので、自分は自分の準備をしっかりするだけです。長い一週間になりそうですね。毎年雨で遅れるので、『今年もか･･･』と。想定内です」

■ 宮里美香

「今日はコースには行っていません。ちょうど出ようとしたら『コースはクローズだから来ないで』と連絡があったので、ずっとホテルでゆっくりしていました。コースはこの雨でだいぶランが出なくなるので、明日からは攻められると思う。もともとこのコースは雨が多く、イメージは出来ているので、あまり難しくは考えていません。ただラフは相当重そうですね。日曜日に36ホールの戦いになっても、それもメジャーで以前に経験しています。初めてじゃないし、とりあえずやるしかないです」

■ 有村智恵

「練習は出来るみたいなので、練習をしたり身体を動かしたりしようと思います。グリーンの柔らかさが出ると思うので、そのあたりは距離感で、多少は攻め方が変わると思います。でも基本的な事は変わらないです。（日曜は36ホール）最初から最後まで同じ集中力でプレーが出来るように良い時間のすごし方をしたいです」

スタートを待ち、カート庫でスイングチェックを行う上原彩子

■ 上原彩子

「こういう経験は初めてです。（最終日の36ホールは？）先週の『全米女子オープン』予選で経験していたので、いきなり36ホールをメジャーでプレーせずに済んだし、しかも先週経験して流れもわかったので良かったです。体力的にも36ホールでも平気だったし、今週はトレーナーが帯同してくれているので問題ないです。ただこのタフなコースを2ラウンドするのは、頭が本当に疲れることと、これだけ雨が降ると、私はキャリーがあまり出ないのでその点が心配です。飛ばなくても飛ばないなりに自分のゴルフをしようと思います」

■ 上田桃子

「基本的には3時間近くコースにはいたんですけど、そこからホテルが近いので、戻ってストレッチしながらアナウンスを待っていました。やる事は基本同じなので、攻め方は変わらないですけど、この雨を嫌がらずに雨の音を聞くぐらい余裕があればいいなと思います。それにフェアウェイキープが大切になってくるので、ターゲットをフォーカスしてプレーしていきたいと思います。セカンドショットはグリーンが止まるので、楽になった部分もあるので、いい所をしっかり見ていきながらプレーしていきたいと思います。（雨で）チャレンジ精神がどんどん掻き立てられるなって感じです。精神的にも集中力もキープしながら回れればやる事は一緒だと思っています。気持ちはそんなには変わっていないです」

片平光紀はウェイティングから急きょ出場が決定。メジャー初出場の機会が巡ってきた

■ 片平光紀

「アマチュア時代含めて初めてのメジャーです。18ホール見ていなかったので、雨のおかげでコースが見られたので良かったと思います。はじめてのメジャーなので、楽しんでやりたいと思います。ミッシェル・ウィと回れるので、ラッキーですね。ドタバタで出場が決まり、彼女と回れるなんて本当に夢のようなので、負けないように頑張りたいと思います。あまり飛ぶ方ではないので、フェアウェイキープは出来ると思いますが、そのプレッシャーの中で出来るようにすることが目標ですね」