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上原彩子が1年2カ月ぶり米ツアー予選通過 値千金のバーディ締め直前に吹き出したワケ

◇米国女子◇クローガー・クイーンシティ選手権 presented by P&G 2日目(9日)◇ケンウッドCC(オハイオ州)◇6515yd(パー72)

「どう思う?バーディ獲らないと、ダメかなあ?」。最終9番で5mのチャンスを前に、上原彩子はキャディの“モーション”ことトーマス・フランク氏に問いかけた。この時点では2パットのパーでも予選通過圏内イーブンパーでのフィニッシュとはいえ、全体的にスコアが伸びている状況。カットラインが押し上げられる可能性は十分に考えられた。

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ベテランキャディの読みを頼ったつもりが、「ギリギリだから、バーディの方がいいと思うよ」。当たり前すぎる答えに「そりゃ、そうなんだけど…」。思わず吹き出してツッコミを入れそうになりつつ、腹は決まった。フックラインを流し込み、拳を握った。

昨年7月「マラソンクラシック」を最後に体調不良で米ツアーを離れ、復帰戦の前週はパー5が続く上がり2ホールで連続ボギーを喫して2打及ばなかった。主戦場での予選通過は、休養前ラストの前週「ボランティア・オブ・アメリカクラシック」以来、1年2カ月ぶりだ。

スタート10番でバーディ先行も、その後は3ボギーが重なった。一時はカットラインの外へはじき出されながら、しぶとくパーを拾い、後半の2バーディで生き残った。「我慢しながらいって、チャンスでなかなか決められなくて、それでも最後にやっと入ってくれた」とホッとしたように話す。

昨年末から同学年の飯島茜にコーチを依頼するなど、休養中もうまくなるための取り組みは怠らなかった。新たなアプローチを試みるスイングには手応えを感じていただけに、予選通過という形でひとつのハードルを突破できたことが素直にうれしい。

「やっぱり結果が全てだと思うので。プロセスとしていろいろやっている中で、ひとつのクリアとして予選を通って4日間戦うのは大きい。あと2日間チャレンジして試すことができるのは楽しみですし、さらに頑張りたい」。久しぶりとなる週末のプレーに胸を高鳴らせた。(オハイオ州シンシナティ/亀山泰宏)

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