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プレーヤーズラウンジ

ツアープレーヤーたちの更生<広田悟>

2008/04/21 09:14

某局の人気スポーツバラエティ番組で、特攻服にハチマキ姿でバイクにまたがった青春時代の写真を披露してからというもの、すっかり“元ヤンプロ”の異名が浸透しつつある広田悟が、いま当時の“名残り”と懸命に格闘中だ。

ある日、トレーナーの飯田光輝さんに言われた。「悟さんは、そのガニ股歩きを直したほうがいいですよ」。本人は「生まれつき!」と弁明するが、周囲には「どうせヤンキー時代に、胸をそらしてえらそうに歩いていたんだろう」と、言われてしまう。心当たりがあるだけに、完全否定はできないのがつらいところだが「僕の歩き方はヤンキーになる前からスからねぇ」と、口を尖らせる。

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いずれにしても大事なことは、トレーナーが言わんとするところだ。なぜ、歩き方を直したほうがいいのか。それは、飯田さんが歩き方とスイングには、密接な関係があると考えているから。特に、テイクバック時に踏ん張る太ももの内側の筋肉。「この部分を日頃から意識して歩くようにすると自然と鍛えられ、スイングのバランスが非常に良くなるんですよ」と、飯田トレーナーは説く。「そればかりか、体全体のバランスも良くなります。正しい姿勢で歩けるようになるし、そうすると腰痛など体のさまざまな不調も、おのずと改善されていきます。…おろそかにされている方も多いと思うんですけど、歩き方ってけっこう大事なんですよ」。

そういう観点からいっても理想的なのは「内股歩き」と飯田さん。「…というかね、太ももの内側を意識して歩くと、おのずとそういう歩き方になるんですよ。広田プロにはそういう意味でも、“ガニ股歩きはやめたほうがいい”とお勧めしたわけなんです」。 これには、広田も納得でさっそく「内股歩き」を今季の目標に掲げて頑張っている。このオフには、冒頭の同番組に2度目のテレビ出演で打ち明けたところ、司会の浜田雅功さんに毒舌混じりに励まされて、ますます張り切っている。

いかんせん長年身に付いたクセはなかなか抜けず、油断すると元に戻ってしまうが、懸命に“更生中”。徐々に成果も出始めたようで、「ほら、僕の歩き方、変わったと思いません?」と広田。「なんとなく、スイングのバランスも良くなって、さっそく影響が出てきたような気がするんですよ」と、得意げに胸を張る様子には、依然として昔のおもかげが…!?とにもかくにも、“内股効果”で、2005年のマンダムルシード以来のツアー2勝目といきますか。



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