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ファンの声援が後押し 申ジエは「賞金女王になりたい」

「多くのファンと喜びを分かち合いたい」――長い間、待ち望んだタイトルだ。「国内女子ツアー今季最終戦「LPGAツアー選手権リコーカップ」最終日、1打差2位から出た申ジエ(韓国)が通算6バーディ、2ボギーの「68」でプレーして、通算7アンダーで逆転優勝。自身初のメジャータイトルを手にした。

運が勝機を引き寄せた。「ラッキーだった」と振り返った8番(パー3)。ピン位置は左5ydに切られ、左からの風を計算して放ったショットはグリーンを逸れて左に外したものの、落下したボールがグリーン方向に跳ねてピンそば1.5mにピタリ。これを沈めてバーディを奪って、折り返しを挟む4連続バーディにつなげ、後続を振り切った。

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8番のバーディパットを打つ前に不敵な?笑みを浮かべた申。3日目の前半と同じホールでのスコアの動き方に「きょうも入る」という確信を感じたためだと明かした。「メジャーでの優勝を長い間待っていた」と、過去、優勝争いを演じながらも、幾度と勝機をものにできなかった。「タイトルが欲しくてメジャーを意識し過ぎていた」と敗因を振り返りながら、「来年はこれでもっと自信を持ってプレーできる」と笑顔を見せた。

昨年、米ツアーから主戦場を日本へ移し、2年目のシーズンを終えた。6月には、3年間帯同したフランス人のキャディ、フロリアン・ロドリゲス氏とのタッグを解消し、夏場以降は、佐々木裕史キャディとの新タッグで臨み、初めてつかんだ優勝だった。「新チームで、これからもっと勝利を重ねていきたい」と語った。

今大会の開幕前には、来年も日本でプレーすることを明言した。次なる目標は、今季、同郷の後輩であるイ・ボミにさらわれた賞金女王のタイトルだ。「来年は、日本に来て3年目。(賞金女王になることを)待っている人も多いし、自分自身もなりたいと思う」と力強く宣言。優勝した自身の喜び以上に、ファンを想う。それが勝利を重ねる申の、大きなモチベーションとなる。(宮崎県宮崎市/糸井順子)

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2015年 LPGAツアー選手権リコーカップ



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