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馬場ゆかり「まさか、まさかのフォン・シャンシャン」

通算8アンダーの単独首位からスタートした「ヨネックスレディス」最終日の馬場ゆかり。序盤は同組の笠りつ子青木瀬令奈と競り合いつつスコアを伸ばしたが、9番で最終組の3人がそろってボギー。中盤以降はスコアを伸ばせず、フォン・シャンシャンに優勝をさらわれる形となった。

18番(パー5)で行われたプレーオフ2ホール目。ティショットが左カート道に跳ねて300ヤード以上稼いだシャンシャンに対して、馬場はレイアップを選択。ピンまで残り77ヤードの3打目勝負に賭けた。

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しかし、このショットには伏線があった。この日の4番ホール、馬場の第2打はグリーン手前のバンカーに捕まって、ボギーをたたいている。「先週ウェッジを変えたけどその調子が良くなくて。AWがずっと飛んでいなかったので、(プレーオフでは)しっかり振って上から戻すイメージで打ったらトップしてしまった」と、土壇場でショットの不安が的中し、奥のカラーにこぼしてしまう。2打目でグリーン奥まで運んだシャンシャンにバーディを奪われて、あえなく勝負は決してしまう。

「誰か伸ばしてくるとは思っていたけど、まさか、まさかのフォン・シャンシャンですね。本当に悔しいです」と馬場。「プレーオフの2打目はもっと前に持って行きたかったけど、思ったより飛ばなくて中途半端な距離が残ってしまった。本当は好きな距離なんだけど、今週はちょっと良くなくて…」。

今週月曜日はミーティング委員長として東京で6時間にも及ぶ会議に出席。選手を代表して激務にあたる馬場が、クラブ調整に割く時間が十分に取れなかったとしたら…。しかし、そんな言い訳が馬場の口から漏れることはなかった。(新潟県長岡市/今岡涼太)

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