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レギュラー初参戦の23歳・藤田かれん 2位浮上に「ここまで伸ばせるとは」

◇国内女子◇明治安田レディス ヨコハマタイヤ 最終日(10日)◇土佐CC(高知)◇6273yd(パー72)◇晴れ(観衆2152人)

昨年の予選会(QT)で3位に入り、プロ3年目で初のレギュラーツアー出場権をつかんだ藤田かれんが、今季2戦目を2位で終える健闘を見せた。最終日は首位と9打差の5位から6バーディ、1ボギーの「67」で回り、ともに優勝経験者の小祝さくら高橋彩華と並ぶ10アンダーにスコアを伸ばした。

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滋賀県出身で2000年生まれの23歳。7歳で競技ゴルフを始めて21年11月のプロテストに合格し、この2年間は下部ステップアップツアーを主戦場にしてきた。今季の目標とする「シード権獲得」のためにも、まずは中盤戦の出場権がかかる第1回リランキング(6月)までに好成績を収めておきたいところだったが、2戦を終えた時点でメルセデスポイントは149.38ptに達した。昨季の実績と照合すると、2回目のリランキング(9月)でも終盤戦まで出場できる目安の35位以内に入れる見込みだ。

2日目を終えた時点ではイーブンパー28位だった。「予選を通るのに必死で、自分がここまで伸ばせると思っていなかった。決勝2日間でここまで上位に来られたのは大きな自信につながる」と表情は明るい。

古江彩佳西村優菜吉田優利ら同年代の活躍には「同い年でも尊敬する部分はたくさんある。ライバルというよりは尊敬が勝っていて、ようやく自分もこの舞台に立てたので一歩ずつ自分のペースでいけたら」と、大いに刺激を受けている。「それよりも“同期”の活躍がすごくて。そっちの方が少し焦りになります」。昨季に4勝をマークした櫻井心那やツアー2勝の川崎春花、1勝の尾関彩美悠らにも負けてはいられない。

「あまり自分に自信がないので初優勝とは口に出して言えないけど、後半のリランキングに向けてまず上位に。一試合一試合を頑張りたい」と、着実に歩を進めていく。「上の人はもっと練習をしている。自分はもっとしないと上には行けない」。ツアー本格参戦1年目。真価を発揮するのはこれからだ。(高知県香南市/石井操)

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