コースレコードに並ぶ「61」を叩き出し、一気に2位タイに浮上したS.H.キム

風も穏やかでグリーンも軟らかい。絶好のコンディションとなった「～全英への道～ミズノオープン」2日目に、コースレコードに並ぶ「61」という快スコアが飛び出した。

1イーグル9バーディで通算10アンダーとし、初日の1オーバー79位タイから一気に77人を抜き去ったS.H.キム（キム・スンヒョグ／韓国）は、QTランキング17位で今年から日本ツアーに挑んでいる27歳。キム・キョンテ（韓国）、ベ・サンムン（韓国）と同学年で幼い頃は韓国ナショナルチームで共にしのぎを削った一員だ。

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この日は7メートルから9メートルのパットを4度決め、イーグルパットも5メートルを沈めた。「昨日はグリーンの速さに自信が無かったけど、今日は怖がらずに自信を持って打ったのが、良いストロークに繋がった」と、通訳を介して振り返った。元々はアイアンが得意というキムだが、「最近はパターが悪かったけど、今日はすごくうまく入った」と、トータル20パットにご満悦だ。

一気に2位タイに浮上して「全英オープン」も視野に入れる。「今までメジャーは一度も出たことはないし、全英はゴルフ選手にとっては夢の大会。行けたら大きな経験になると思う」と話すが、楽観はしていない。「日本の試合は易しくないと思っているし、まずはシードを取るのが目標。一生懸命やりたいです」と、決勝ラウンドを前に気を引き締めていた。（岡山県笠岡市／今岡涼太）