2004年 不屈の精神 谷口徹が日本オープンで涙の復活V

復活優勝を果たした谷口徹（写真は2004年日本オープン）

石川県の片山津ゴルフ倶楽部・白山コースで行われた「日本オープン」。谷口徹が初の国内メジャータイトルで2年ぶりのツアー優勝を飾った。

単独トップで出た最終日は前半に2ダブルボギーをたたいた。中盤に崩れながら立て直したデビッド・スメイル、伊澤利光らに追われる中、14番でダブルボギー、15番をボギーとし2打差まで詰められた。

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ただ16番（パー5）は3打目をガードバンカーからうまく寄せてバーディ。18番は奥から3mのパーパットを沈め、賞金王に輝いた2002年シーズン以来になる優勝に拳を握った。

2002年の冬場に顔面神経痛と体のしびれを感じて緊急入院。左頭部血管腫と診断を受け、競技からの離脱を余儀なくされた。再発の恐怖と戦う中「落ちるところまで落ちた。また1番になって、みんなを見返してやろう」。不屈の精神で成し遂げた復活優勝に涙を流した。

「やっぱり、ゴルフはやっていて楽しいから。嫌なことなんか、ゴルフをしているうちにいつの間にか、すべて消えてしまうから。これから終盤、毎週優勝する、くらいのつもりで頑張りたい」と話した。

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