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『HOT LIST JAPAN 2013』クラブ開発の背景に迫る!Vol.4(グローブライド編)

カスタムオーダーの『ラボ スペック』を用意し、自分に合ったクラブを提供する

オノフのクラブは毎モデル性能が良くて、ハズレがないという印象が強い。その反面、『HOT LIST』の審査会では「前モデルからの進化が分かりづらい」といった意見も聞かれていた。

「実際、私もユーザーさんからそういった声を聞いています。オノフのクラブには、デザインと機能を融合させるというコンセプトがあり、どちらかを欠いてはいけないし、突出してもいけないと考えています。見た目だけを変えるのは簡単なことですが、機能的に意味があるものでないといけません。非常に難しいことですが、オノフのコンセプトを踏襲しつつ、ゴルファーの皆さんの意見を真摯に捉えて、もう少し変わり映えするモデルを作り出すことが今後の課題になると思います」

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他社のドライバーやフェアウェイウッドには、ネックやヘッドに調整機能が付けられているモデルが多いが、オノフではいまだにドライバーにすら調整機能を搭載していない。それはどうしてなのか。

「オノフでは、ラボ スペックというオーダークラブを用意していて、実はそこでは調整機能付きのドライバーを限定販売しています。これはゴルファーの声に応えたもので、調整機能付きのクラブが合うゴルファーもいらっしゃいますが、すべてのゴルファーに調整機能が必要なのかは、メーカーとしてまだ疑問が残るところです。ネックの調整機能ありきで設計すると、当然ヘッドの重心設計に支障がありますし、ゴルファー自身にクラブの調整を委ねることは、メーカーとして無責任ではないのかとの考えもあるからです」

ラボ スペックには、数多くの自社生産シャフトのほか、量販店では買えない限定発売のヘッドも用意されている。そのなかには420ccの調整機能付きのディープフェースのドライバーや、フォージトアイアンとオノフアイアンの中間的な性能を持つアイアンもある。オンリーワンのクラブを手にしたいゴルファーや、人とは違うオノフを手にしたいゴルファーにとって、その存在意義は大きいだろう。

「オノフでは“ラボカー”という車を全国に出して、フィッターとゴルファーがフェイス・トゥ・フェイスで話をして、現場でカスタムオーダーの対応をしています。ゴルファーに本当に合ったクラブをメーカーとして提供したい、今はその考えのほうが強いですね」

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