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ISPSハンダ オーストラリア女子オープン
期間:02/19~02/22  場所: ロイヤルメルボルンGC(オーストラリア)

名物キャディーが語るジャン・ハナと申智愛 韓国人選手の違い

ルーキーながら開幕から好調なジャン・ハナ ルーキーながら開幕から好調なジャン・ハナ。後ろで見守るのはキャディのディーン・ハーディン氏だ

昨年の米ツアーQスクールを6位タイで通過したルーキーの22歳ジャン・ハナ(韓国)が、優勝争いに絡んでいる。開幕戦で2位に入り、2戦目は35位タイ。迎えた3戦目の「ISPSハンダ オーストラリア女子オープン」は3日目を終え、首位から4打差の6位につけている。

同じQスクール突破組であるタイのアリヤ・ジュタヌガンも1戦目11位、2戦目2位。今週も首位タイで最終日を迎えていて、ハナをしのぐ快進撃を見せているのだが、まずは独断でハナから紹介したい。

ハナのキャディを務めているのは、申智愛(シン・ジエ、韓国)らのキャディとしても馴染みの深いディーン・ハーディン氏だ。日本ツアーで活躍する元世界女王と、ハナとの違いについて聞いてみた。

まずはドライバーの飛距離。ハーディン氏によると、ハナの方が約25yd長く、キャリーで250yほどだという。

アイアンに関しては、基本ストレートボールのジエに対し、ハナはドローとフェードを容易に打ち分ける。ユーティリティクラブはジエに軍配。パットも1~3mはジエの勝ちだと、ディーン氏は言う。

「でも、一番の違いは“我慢”。ジエはいつも冷静で4日間と考えている。ハナは少し感情的でアップダウンがある。ハナにはもう少し経験が必要だと思う」

象徴的だったのは、この日の12番。ティショットを右サイドに曲げたハナは、それでもグリーンを狙おうとしてハーディン氏を驚かせた。「ジエなら、ここはボギーでいいと割り切って、実際その通りにプレーする。でもハナは…」

結局、2打目でフェアウェイ方向に戻すもラフで止まり、3打目、4打目とバンカーを渡り歩いて、5オン2パットのトリプルボギーを叩いた。

ホールアウト後、ファンや記者の前では笑顔を振りまいていたハナだが、人混みから離れると韓国語で激しく怒りをぶちまけていた。

もう1点、ディーン氏が懸念に挙げたのは、試合会場に帯同する父のこと。この日は通常スタート2時間前にコース入りするところを、3時間半前に変更し、炎天下の練習場で娘に打ち込みをさせたのだという。「ちょっと信じられない。スタートする前から疲れていた…」。

韓国人選手にはありがちな問題だが、今はしばらく、ハナの成長の行方をじっくり見守ることにしよう。(オーストアリア・メルボルン/今岡涼太)

今岡涼太(いまおかりょうた)
1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka

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