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ISPSハンダ オーストラリア女子オープン
期間:02/19~02/22  場所: ロイヤルメルボルンGC(オーストラリア)

野村流 パターでフックとスライスを打ち分ける!?

2015/02/19 18:35

今季から契約したHanwha(ハンファ)のロゴが、キャディバックと帽子、胸、肩に。

オーストラリアにあるロイヤルメルボルンGCで開幕した米国女子ツアー「ISPSハンダ オーストラリア女子オープン」の初日、今季初戦となる野村敏京は2バーディ、3ボギーの「74」(パー73)で回って33位スタート。「安定したゴルフができた」と笑顔を見せた。

米国女子ツアーはすでに3戦目を迎えているが、野村は「やりたいことがいっぱいあった」と、年明けからの約1カ月をタイ合宿に費やした。合宿では“スイングの力感を抜くこと”と“パット調整”に多くの時間を割いたという。

スイングに関しては「見ても分からないくらいだと思うけど、自分的には70%くらいで振っている」。それでも、飛距離は落ちず、方向性は安定した。自身の開幕ラウンドとなったこの日は「合宿でやってきたことを確かめる」という意識で臨んだ。

驚いたのは、パット調整についてだ。他のプロでも同様のことをやっている人がいるのかもしれないが(筆者は知らない)、野村はパターでもフックとスライスを打ち分けているのだという。傾斜や芝目に合わせて、フック回転を掛けたり、スライス回転を掛けたり…。スライスラインに対してフック回転で真っ直ぐ狙うなど、昔からこのスタイルでパッティングをしているという。

「みんな真っ直ぐ打とうとするから、(カップの)右にも左にも外れるけど、私はどちらかにしか外さない。その精度を高めていました」。だが、合宿で練習をしていたタイ・バンコク近郊のゴルフ場はグリーンが重く、一方でここオーストラリアのロイヤルメルボルンGCは硬く速い。「距離感が合わなかったですね」と振り返った。

ちなみに、どうやってフックとスライスを打ち分けているのかといえば、ショットのようにフェースを開いたり、閉じたりするのではなく、「タッチ」だと野村は言う。スタンスやストロークは共通だが、スライスを打つときはインパクト後にフェースを上に向ける感じでフォローを取り、逆にフックを打つときは球を包むようにするという。もちろん、パターはピンタイプ。オートマチックな大型ヘッドでできる芸当ではない。

昨年の賞金ランキングは日本勢最上位。今年から韓国のHanwha(ハンファ)グループと、本人にとっては初めてのスポンサー契約を締結した。「恥ずかしい」とはにかんだが、ゴルファーとして着実にステップアップを続けていることは間違いない。(オーストラリア・メルボルン/今岡涼太)

今岡涼太(いまおかりょうた)
1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka

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