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宮里藍の命運を左右する集中力

宮里藍がスタートしてから間もない3番(パー5)で、目を疑うようなシーンがあった。「日本女子オープンゴルフ選手権競技」初日。ティショットからラフを渡り歩き、ピン奥5メートルに4オン。パーパットを1メートルオーバーさせると、返しの1メートルが左カップを蹴られ、残り30センチの7打目も右カップを蹴った。

特に7打目は、ショートパットでも入念にラインを読み、アドレスをしっかりとる印象が強い宮里にしては、あまりにもアッサリとカップを外した4パットに映った。

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このトリプルボギーが足枷となり、最終的に4オーバーの56位タイ発進。2番でも3パットボギーを叩いた序盤の乱調について宮里は、「朝から集中力が散漫で、時々ボーッとして打ったパットもあった」と口にする。その理由に挙げたのは、2位に終わった先週の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」だった。「正直に言って、先週に出し切ってしまった。仙台は特別な場所だし、思った以上の集中力と神経を使っていたんだと思う」。

全神経を集中したあとの1戦に襲う、集中力の欠如。米国ツアーでも「今まで、何回も経験していること」と、宮里は語尾を強めた。

メンタルコントロールは、米ツアーで9勝を重ねてきた宮里のプレースタイルの真骨頂。集中力を極限まで高められる強みは、対して大きな反動も伴うようだ。今年の米ツアーでも、同じような傾向が見られる。今シーズン喫した2回の予選落ちの1試合は、ディフェンディングチャンピオンとして迎え、大会連覇を惜しくも逃した「LPGAロッテ選手権」の翌週だった。

「難しかった試合のあとでも、その中でやれること、出来ることはある」。予選カットラインがすぐ後ろまで迫る中で迎える、明日の2日目。窮地から脱する鍵を握るのもまた、強靱なメンタルでしかない。(神奈川県相模原市/塚田達也)

塚田達也(つかだたつや) プロフィール

1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。

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