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ハッサンIIトロフィー
期間:03/26~03/29  場所: ゴルフ・ドゥ・パレロイヤル(モロッコ)

終盤のチャージでワッテルが優勝戦線に

ロマン・ワッテルが終盤の4ホールで4つスコアを伸ばし、首位タイで「ハッサンIIゴルフトロフィー」の最終日を迎えることとなった。しかしアガディールでの優勝争いは1打差の中に10人の選手がひしめく混戦模様となっており、タイトルの門戸は広く開かれている状況だ。

フランスのワッテルは3日目を「67」でラウンドし、スコットランドのアンドリュー・マッカーサー、前日首位タイで3日目を「71」で回ったリッチー・ラムジーと通算7アンダーで並んだ。

1打差で追うグループのなかには、来月の「マスターズ」出場へ向け、今大会の優勝が必要な南アフリカのジョージ・クッツェーも含まれている。

「胸躍るバックナインでした」とワッテル。欧州ツアー初優勝を狙う彼は15番からの3ホールをバーディ、バーディ、イーグルとした。「あんな風にラウンドを終えられるのは常に良いものですね」。「すぐに(この日のラウンドを)2アンダーとしてのですが、そこから幾つかミスを犯してしまいました。12番で良いボギーパットを決めましたが、あれがきょうのカギでした」。

「ボギーとはいえ、あのパットで自信を保つことができました。ここでは我慢しなくてはまりませんし、常にプラス思考でいなければなりません」。「何としても勝ちたいです。他の選手のスコアはコントロールできませんから、自分のゴルフに集中するのみです。あしたになればはっきりしますよ。勝ちたいという思いで臨むわけですが、それは他の選手も同じ。あとはベストを尽くすのみです」。

ゴルフ・ドゥ・パレロイヤルでオーガスタナショナル行きの望みを繋ぐため、クッツェーは素晴らしい盛り返しを見せた。2週間後に開催される今季のメジャー初戦に出場するには、ここでの優勝が必須。クッツェーは土曜のフロントナインを「39」でラウンドし、この時点では首位からは6打離されていた。しかしながら、南アフリカのクッツェーはバックナインを5バーディ、1ボギーとし、3日目を「71」でラウンドして通算6アンダーまでスコアを伸ばし、首位からわずか1打差で最終日を迎えることとなった。

通算6アンダーのグループには、クッツェーの他、かつての大会王者であるデービッド・ホージー、アイルランドのケビン・フィーラン、イングランドのリチャード・ブランド、デンマークのセーレン・ケルドセン、南アフリカのジャコ・ヴァン・ジル、そしてアルゼンチンのエミリアーノ・グリージョがつけている。

2週間前にプレトリアのホームコースで「ツワネオープン」を制したクッツェーは、「とてもハッピーだね。他の選手がもっとスコアを伸ばさなかったのは驚きだったね」と述べた。「ここ数日は格闘しているような状況だけど、優勝争いに絡めているのでハッピーだよ。幾つか馬鹿らしいミス、メンタル面のミスを犯したけれど、まだ良い位置につけているから、きょうのカムバックには満足しているし、(あの盛り返しが)あしたに役立ってくれればいいね」。

「今はメンタル上のゲームプランに取り組んでいて、間違いがあってもメンタル面の修正さえできれば、問題は自ずと解決するんだ」。「大きな転機は昨日の5番でやって来た。左へ曲げてしまって、そこからなんとか強引に行こうとしたとき、キャディに『バックナインにはパー5が3ホールある。ここは罰を受け入れて、ボギーでよしとして、そこからまたやり直そうじゃないか』と言われたんだ。バックナインではあの言葉を繰り返していたし、良い精神状態を保つことができたんだ」。

イングランドのトミー・フリートウッドも「マスターズ」出場へ向け、ここでの勝利が絶対条件となっているが、この日は5番でトリプルボギーを叩くなど「73」と苦しみ、首位から5ストロークの遅れをとった。

4打差のなかに29選手がひしめく状況に、クッツェーは、「多くの選手が集団のなかにいるので、この状況をコントロールすることはとてもでないけど無理。ただ良いプレーをするのみだよ」。

土曜日はマッカーサーとワッテルがともに「67」でラウンドして順位を大幅に伸ばしたのに対し、首位タイでこの日をスタートしたラムジーは、5バーディ、4ボギーの「71」とし、最後のボギーを18番で叩いて単独首位の座から転落した。「とても良い感じだった。いつの間にかこの順位にいたという感じだね」と、今季3戦目のヨーロピアンツアー出場を果たしたマッカーサー。「とても嬉しい」。

「ショットがそこまで良くなかったのを受け入れつつも、インプレーにボールを留める方法を見つけ、ピンハイにつけ、幾つかパットを決めることができたのだから。物は試しだね」。「ヨハネスブルグでは良いプレーができ(18位タイ)、最終日に順位を大幅に上げることができた。パットの調子が良いから、あしたもこれが続くといいね」。

首位の3人で唯一ヨーロピアンツアーでの優勝経験のあるラムジーは、グリーンでフラストレーションを募らせたことを認めた。「ショットは良いのだけど、パットが全く決まらなかった」とラムジー。彼はあとわずかのところでホールインワンを逃した16番で1メートルのバーディパットを外した。「きょうは何も起こすことができなかった」。

「優勝を狙える位置につけていることには満足している。ただ、良いプレーもあっただけに、(今日のプレーには)少しばかりフラストレーションを感じているんだ」。「良いショットをたくさん放ったし、幾つかアイアンショットがそのままホールインしそうになったこともあったけれど、パットがまったく入らなかった。チャンスは作れているから、遅かれ早かれ、パットは入り始めるはずさ。今週はそこまでパットが決まっていないから、あしたはその分を取り戻すよ」。


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