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2020年 ポルトガルマスターズ
期間:09/10〜09/13 場所:ドムペドロ ビクトリアGC(ポルトガル)

全米OPに向けて上り調子のフリートウッド

ウィングドフットGCで開催される「全米オープン」(17日開幕~)を直前に控え、トミー・フリートウッドは2020年「ポルトガルマスターズ」での好成績に喜びの表情を覗かせた。

「ライダーカップ」のスター選手は、3日目を終えて首位に立ったジョージ・クッツェー(南アフリカ)と5打差で最終日を出ると、17番と18番で連続バーディを奪うなど「64」をマーク。優勝したクッツェーと2打差の通算13アンダー3位タイで終えたが、「自分のプレーには満足しているし、終盤、17番と18番で良いショットが打てて、優勝争いに加われたのは良かった」と今年のメジャー第2戦を前にして最終日に優勝争いを展開したことを喜んだ。

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「(大会前)とても良い練習ができたし、自分のしていることが正しいかどうか見定めたかったので、今週はプレーしたいと思っていたんだ。今週はシンプルな考え方で臨んだのだけど、調子が良いかどうかは、あの17番の様なショットを打ったときに初めて分かるものだからね」

「だから、自分のプレーとショットの感じに一番満足したよ」

「グリーン上は残念だったね。ふざけて聞こえるかもしれないけれど、本当にそうだったんだ。今週は2メートル以内のパットがさっぱりだったけれど、時としてゴルフはそういうものだからね」

フリートウッドは出だし1番で3.6mのパーパットを決め、自信を自信を深める形でスタートさせ、2番から4番にかけて3連続バーディを奪取。その後も幾度とバーディチャンスにつけるも、パットをことごとく外し続け、イーグルパットをタップイン圏内につけたパー5の12番で、ようやくこの日4つ目のバーディを奪った。

15番でもスコアを伸ばすと、17番では7.5mのイーグルパットが惜しくも外れ、バーディ。優勝へ望みをつなげる上で、更にスコアを伸ばす必要のあったフリートウッドは、18番にて池越えでピンを狙い、ピン側1.2mにつける見事なショットを見せた。このバーディパットを沈め、2連続バーディでラウンドを締め括った。

フリートウッドにとってイングランドの同胞であるローリー・キャンターも日曜に力強いラウンドを見せ、16番と17番で連続バーディを奪うと、18番では今週最高のパーセーブを見せ、通算14アンダーの2位で大会を終えた。

2番、3番、そして5番でバーディを奪い、早い段階で通算12アンダーとしたキャンターだったが、6番から10ホール連続でパーとし、16番ティにたどり着いた時点では、2打差を追う状況となっていた。16番(パー3)で4.5mのバーディパットをねじ込み、17番でもバーディを奪って首位タイに浮上した。

最終18番ではバンカーショットを寄せられなかったが、12mのパーパットを沈め、通算14アンダーでホールアウト。クッツェーも16番と17番で連続バーディを奪ったため、2位に甘んじることとなった。

最終ホールについてキャンターは、「悪くないティショットを打ったと思ったのだけど、知っての通り右に流れてしまい、数ヤードの差でラフに入ってしまった。ボールは完全に沈んでいたので、とにかく右方向から乗せようと思ったのだけど、曲げ過ぎてしまい、その後のバンカーショットは正直っておぞましい物だった」と述べた。

「段を上ってパットで狙えるところにつけたかったのだけど、あのパットが決められたのは素敵だったね」

「あの時点では、まだチャンスはあるかもしれないと思った。16、17、18番では何が起こるか分からないからね。でもジョージは一流選手だよ。彼はとても上手く締め括ったね」

「とは言え、全体としては喜べる内容だった」。

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