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2013年 タイランドゴルフ選手権
期間:12/12〜12/15 場所:アマタスプリングCC(タイ)

川村昌弘が10位タイ発進 「このコースに来たかった」

アジアンツアー「タイランドゴルフ選手権」が12日(木)、タイのアマタスプリングCCで開幕。海外開催の同ツアーは初出場となる川村昌弘が4バーディ、1ボギーの「69」にまとめ、3アンダーは首位に5打差、6名が出場している日本勢では最上位となる10位タイ発進を決めた。

「ショットが安定していたお陰でピンチも少なく、いいスタートが切れました」。前半5番(パー3)では6番アイアンで1.5メートル、続く6番では残り140ヤードの2打目を1メートルに絡め、連続バーディで流れを築いた。後半11番(パー5)は残り216ヤードの2打目を3番ウッドで2オンさせ、イーグル逃しのバーディ。午後スタートの炎天下の中、好調なショットで18ホールを涼やかに駆け抜けた。

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世界ランキング186位の川村は、同200位以内の資格により今週の出場権を獲得。前週は国内ツアー最終戦に出場し、ハードなスケジュールも覚悟の上でタイへと渡った。その一番の理由は、「このコースに来たかったから」というシンプルなもの。今年3月の「全英オープン」予選でアマタスプリングCCを回り、「面白くて、景色もキレイなコースだったので、またプレーしたいという気持ちが強かった」とコースに魅せられ、その機会をうかがっていたという。

今週はヘンリック・ステンソンバッバ・ワトソンら世界のトップタレントたちが参戦しているが、「そのあたりは、あまり興味がないんです」とサラリ。それよりもやはり、目を輝かせるのはコースの話題だ。「こういう球を打ってこい、ってはっきりしている。距離は残ってしまうけど、僕はもともと球を曲げてゴルフをするタイプ。楽しく回れています」。ラウンド中も、リラックスした表情が印象的。「今年最後だし、ピリピリしてもしょうながない。明日も3つ、4つくらい伸ばせれば最高ですね」。コースとの対峙を楽しみながら、さらなる浮上を狙う。(タイ・チョンブリ/塚田達也)

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