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五輪コースを初プレー ブラジル選手たちの感想は?

リオデジャネイロ五輪のテストイベントが開催されている8日、会場となるリオデジャネイロのオリンピックゴルフコースをブラジル人のトッププレーヤー9選手がプレーした。男女混合で3組のペアを作り、男子は7133yd、女子は6314ydのセッティング。これまで誰もプレーしたことがなかった五輪開催コースを初めてプレーした、主な選手たちのファーストインプレッションは以下の通りだ。

アレクサンドロ・ロッカ(世界ランク554位)

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「第一印象としては、素晴らしいコースだね。今日は風もなく良いコンディションだったけど、8月のリオは風が強い。風が問題になるとは言わないけど、ここでは(風が)木の代わりになる。ティショットはそんなに難しくはないけど、グリーンはトリッキー。風が吹いて、グリーンが硬くなるとやっかいになる。

似ているといえば、オーストラリア南部(メルボルン近郊)のサンドベルトにあるゴルフ場。ロイヤルメルボルンなどにバンカーの配置が似ている。ここはもっと軟らかいけど。

この国にあるゴルフコースは古いものが多いけど、ここは近代的なゴルフ場。この芝は多くの水を必要としないようだし、見た目も素晴らしい。メンテナンスが楽で、設定によってはとてつもなく難しくできるし、いかようにも簡単にできる。プロもアベレージゴルファーも楽しませることができる。これこそ、未来のゴルフ場と言えるだろうね。

ゴルフコースはとてもよくデザインされていて、飛距離がある人にも、ない人にも、フェアウェイの幅はほぼ同じになっている。フェアウェイは広くラフもないけど、もしフェアウェイを外したらとても大きなトラブルになる。風が吹けばフェアウェイはとても狭く感じるし、ネイティブエリアと砂地がプレーに絡んできて、とても難しくなるだろう。

(世界のトップがプレーしたらどれくらいのスコアになりそう?)今日みたいに風がなく、ピンが比較的簡単なら5~7アンダー。でも、風が吹いてピンが厳しかったら、1~2アンダーのスコアになるだろう」

◆ビクトリア・ラブレディ(世界ランク490位)

「お世辞を言うつもりはないけど、コースは信じられないほど素晴らしい。これまでヨーロッパ、アメリカ、アジア、オーストラリアなどでプレーしたことがあるけど、このコースは自分がプレーした中でもベストコースの1つ。芝も綺麗だし、すべてのグリーンの転がりが均一。いくつかのホールは女子にとっては長かったりするけど、でも一方で短いバーディホールもある。だから、私はとても好印象を持った。

(どんなタイプの選手に向いているコース?)(特定の)ティグラウンドがないので、あちこちティを動かせる。なので、どんなタイプの選手にも合わせられると思う。プロにもアマチュアにも、ハンデの多い人にも少ない人にもね。

(あなたにとってリオ五輪出場にはどんな意味がある?)それは、とても大きいわ。私にとっては夢の実現ね。リオで育って、その後サンパウロに移ったけど、ブラジルにゴルフが戻ってくることは私にとってはとても身近なこと。もし出られることになったら泣くと思う。8月にまたここで会いたいわ」

ラファエル・ベッカー(世界ランク871位)

「素晴らしいコース。コンディションは完璧だし、今日はそんなに風が吹かなかったので、5~7アンダーくらい出てもおかしくなかった。グリーンは少し軟らかくて、止まりやすいし、パー5も2オンできる。でも、ところどころ厳しいピンポジションもあって、正しい位置に外さないと、ノーチャンスというところがあった。簡単にボギーが出る。でも、大好きだ。簡単なホール、難しいホール、短いホール、長いホール、右ドッグレッグ、左ドッグレッグ、すべての種類のホールがあって、良いテストになると思う。

(このコースを良いスコアで回るためのポイントは?)ティショットを正しくコントロールすること。フェアウェイは広いけど、正しい角度からじゃないと5Iや7Iでは狙えないピンがある。いくつかのバンカーを越さないといけないホールもあるし、選手によってはできない人もいる。(松山)英樹や、ロリー(マキロイ)なら簡単に越せるだろうけど(笑)。でも、キャリーでそういうバンカーを越せない選手にとっては、とても難しいコースになる。そういう意味でティショットが大事。一方ではラフがどこにもないし、グリーン周りの芝も揃っていてチッピングもやりやすい。ティショットで良い位置をキープできれば、積極的にピンを狙っていける。

(このコースで飛距離はさほど重要ではない?)いや、そんなことはない。あるバンカーを越えるのにキャリーで293ydや310yd必要だったりする。もし越えられれば、グリーンはPWで打っていける。もし手前からなら7Iになったりする。風に向かっていくホールは特に長くなるし、それなりに飛距離は必要。めちゃくちゃ飛ばす必要はないけど。

(この芝でのプレー経験は?)僕はカンザスの大学に行ったけど、このゾイシアはアメリカ中西部には多い。ブラジルでは初めてだけど。グリーンのパスパラムは、パナマやメキシコ、ドミニカに多いね。転がりが素直だし、芽が強いバミューダに比べたら、僕はパスパラムの方が好きだね。

(ここのグリーンを読むのは難しい?)全英オープンをやるリンクスコースのように、とても細かい曲がり方をする。大きなうねりではなく小さな起伏があってトリッキー。カップのエッジギリギリを狙うのか、球1つ外すのか、そういう読みが難しい」

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