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【GDOEYE】世界最高峰の舞台で充満する悲痛な思い

ラウンド後、各国メディアからの取材を受け ラウンド後、各国メディアからの取材を受ける石川遼「一人の日本人として不安に思います」

フロリダ州マイアミ現地時間11日午前2時。携帯電話に入った日本からのメールでベッドから飛び起きた。国際電話は当然のようにつながらない。パソコンを立ち上げ、Yahoo!サイトを開くや否や、テレビのリモコンボタンを押すと、ニュースチャンネルはすべてが大震災の様子を報じていた。

もう一度眠りにつくことはできず、予定より早くコースに到着。ドラールゴルフリゾート&スパで開催されている「WGC キャデラック選手権」のプレスルーム内の大画面では、戦績の速報とともに、引っ切り無しにCNNのニュースが流れている。地上が何かに飲み込まれている衝撃的な映像に、国内外を問わず報道陣が息を止めるのが分かる。

第1日の日没サスペンデッドにより、この日に持ち越された第1ラウンド未消化分を選手たちが戦い終えると、海外メディアは石川遼をはじめとする日本勢のもとへと急いだ。第2ラウンドが完了した直後、池田勇太藤田寛之もそれぞれ10人以上の外国人記者に囲まれる光景は、やはり異例で、異様に見えた。大会主催者、PGAツアーも、パッティンググリーンを取り囲む様にはためく各国の国旗を半旗とするか検討に入ったという。

WGC(世界ゴルフ選手権)は文字通り、各国のタレントが集結する華やかなビッグイベント。米国、欧州、南アフリカ、オーストラリア、アジア、そして日本を含めた6大ツアーで活躍するトップ選手のみが出場を許された大会だ。

その舞台で、2日目の今日。“世界”の視線が日本へ向いていた。そしてここが、本当の世界の縮小版と考えると、事の重大さに背筋の凍る思いがより強まっていく。(編集部・桂川洋一)