選手コメント集/日本プロゴルフシニア選手権大会 3日目
1997年 三菱ギャラントーナメント
期間:05/29〜06/01 場所:太平洋C六甲コース(兵庫)
やっぱり....のジャンボ逆転、大会2連覇
可能性十分、なんて言っていたら、本当になってしまった。3日間ずっと2アンダーペースで貯金をため続けていたジャンボ尾崎が、最終日は一気にOB入りの68。アウトは4バーディ、1ボギー。インは3バーディ、2ボギー。唯一可能性のあった井戸木鴻樹も、最終ホールでティショットを池に入れて追撃もここまで。
「終わってみたら、けっこう面白いゴルフ場だね、2、3ホールを除いては。だいたい日本のゴルフ場は少しOBが多過ぎるよ」とジャンボのOB論。OBが多いと、選手が思い切り攻められない。攻められないと日本の選手はすぐ逃げてしまう。逃げてしまうからゴルフのスケールが小さくなってしまう。そういうOBに負けないのがジャンボというわけで「今週のポイントは狭いフェアウェイ対策だったけど、2アイアン、3ウッドをうまく打つことができた」と自己分析。
それにしても強い。あっさり今季3勝目。東建コーポ、中日クラウンズに続いての優勝で賞金獲得高も7200万円、生涯獲得高も20億円を越えた。ただしジャンボに言わせると「20億円? それより勝利数のほうが遙かに上だよ」という。この強さのまま、全米オープンに挑戦していただきたい。「新しいクラブでやっていけることが今週の収穫」と常に前向きの姿勢を崩さないのがジャンボのジャンボたるゆえん。ツボにはまれば海外メジャーでもいいゴルフができるはずなんだけどな。
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