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全英行きを決めたい谷口が意地を見せ単独首位

2日目同様、バーディの奪い合いで熱戦が繰り広げられた「タマノイ酢よみうりオープンゴルフトーナメント」3日目。

予選ラウンド2日間とも首位に立った谷口徹は、この日も出だしから3連続バーディとし、同じく首位タイでスタートした宮瀬博文をあっさり引き離した。結局前半は33で回り、後半も11番ホールでバーディ。しかし次の12番パー4で、ティショットはフェアウェイに運んだものの、2打目をダフってバンカーに入れ、そこからホームラン。グリーン周りのラフからも寄せきれずダブルボギーを叩いてしまった。

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しかしこのあと立ち直り、15番ホールから3連続でバーディを決め、再び後続を引き離した。最終ホールのパー5ではアイアンでティショットを放つなど、スコアメーク第一の安全な攻めで、冷静にゴルフを組み立てた。

「今日のスコアには満足だが、12番のダボにはガッカリした。今日は朝から攻めたつもり。ジャンボ(尾崎)さんがピタっとつけてきたから守りに入ってはいけないと思った。勝つためには、できるだけ大差をつけておいた方がいいので、終盤の3連続バーディは大きい。明日は4つか5つ伸ばせば勝てると思う」。

谷口が警戒した尾崎将司は、出だしから2連続バーディで波に乗るかと思われたが、その直後にボギーを叩いた。結局4バーディ、1ボギー、1ダブルボギーでイーブンパーのトータル9アンダー。優勝にはミラクルが必要かもしれない。

2位に食い込んできたのは、この日のベストスコアタイとなる、65で回った藤田寛之。9バーディ、2ボギーでトータル12アンダーとしている。

全英オープン出場権を得る戦いも大詰めに近づいてきた。日本プロから来週行われるミズノオープンまでの、6試合中の賞金ランク上位4位に入らなければならないが、メジャー出場にこだわる谷口は、このトーナメント優勝に照準を絞って乗り込んできた。果たして、思い描いたサクセスストーリーを実現することができるのだろうか。

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2002年 タマノイ酢よみうりオープンゴルフトーナメント



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