1番ホールでチップインバーディを決め、ボールをカップから拾い上げる横峯さくら

前週の「中京テレビ・ブリヂストンレディス」で今季初勝利を収め、賞金ランキングを一気に3位まで上昇させた横峯さくら。誰もが早く手にしたいシーズン1勝目を挙げ、今後横峯の勢いが加速することが期待される。しかし、「一昨日（23日）の夜から体調を崩した」という横峯は、今週の「廣済堂レディスゴルフカップ」プロアマ戦を急遽欠場。本戦への影響も危惧されたが、初日のティグラウンドには元気な姿で現れた。

朝から激しい雨が降りしきる中でスタートした1番パー4、横峯は前週の勢いそのままのプレーを見せる。第2打をグリーン左サイドの斜面に外すも、この残り15メートルのアプローチを直接カップに沈めてバーディ！その後は5番パー5でもバーディを奪い、荒天の中で堅実なプレーを続けた。しかし、8番パー4で落とし穴が待っていた。第2打をグリーンサイドのバンカーにかかろうかというラフに打ち込むと、続く3打目ではボールの上っ面をかするだけで眼前のバンカーへ。結局4オン2パットのダブルボギーとし、貯金を一気に使い果たしてしまう。そのままイーブンパーで前半ハーフを終えた。

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その後も雨の勢いは増し、12時26分に中断。横峯が後半に臨むべく、クラブハウスで待機していた時だった。結局そのまま雨は絶え間なく降り続け、15時25分にサスペンデッドが決定。第1ラウンドの残りは翌朝6時30分より再開、横峯はイーブンパーの暫定11位タイ、10番ホールからスタートすることになった。

ホールアウト後の会見で、「（この雨の中でイーブンパーは）上出来だと思います」と自己を評した横峯。「体調は良くも悪くもない」と、体調面の心配も無いようだ。今週の目標を聞くと、「この大会は2年前に予選落ちをしているので、まずは予選通過を目指します」と控えめに答えた。てっきり“2週連続優勝”という返事が返ってくると思ったので少し拍子抜けだったが、「マイペース」を貫いて優勝した前週のこともあるのだろう。今週も「マイペース」を強調していた。