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奇跡は起きる?E.エルスが3位浮上

フロリダ州のベイヒルクラブ&ロッジで開催中の「アーノルド・パーマーインビテーショナル」はタイガー・ウッズが通算11アンダーの単独首位で3日目を終了。復活優勝に王手をかけて最終日を迎える。しかし1打差2位には全米オープン王者のグレーム・マクドウェル(北アイルランド)、そしてさらに2打差の3位タイにイアン・ポールター(イングランド)と並び、アーニー・エルス(南アフリカ)が浮上してきた。

3アンダーの15位タイから出たエルスは、4番、6番と前半2つのパー5でバーディを奪うと、残り150ヤードの第2打を2.5メートルにつけた8番から2連続バーディ。アウトで4つスコアを伸ばしてリーダーズボードを駆け上がった。後半は1バーディ、1ボギーで迎えた最終9番で4メートルを沈めてバーディフィニッシュ。この日のベストスコア「67」をマークして通算8アンダーまで伸ばした。

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最終組よりも1時間半、早くスタートしていたエルスは、ホールアウト直後「(プレー中の)タイガーのことを悪く言いたくないが、いくつかボギーをたたいてくれたら、明日はチャンスがあるなあ」と、いたずらっぽい笑顔を見せた。すると、その祈りが通じたのか?タイガーは後半14番でボギー、続く15番ではダブルボギー。結局2打差で最終日に入ることになった。

今大会で優勝はもちろんだが、単独3位以上に入れば今大会終了後の世界ランクで50位以内に入り、19年連続のマスターズ出場が決定的となる。だが「どんなことが起ころうとも、今シーズンここまで良いプレーができている事がうれしい。一生懸命やってきたことが、成果として表れ始めている」と昨季の不振から一転した調子を喜んでいる。

エルスは2年前の同大会チャンピオン。どんな結果も受け入れる準備はできている。(フロリダ州オーランド/桂川洋一)

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2012年 アーノルド・パーマーインビテーショナル



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