今季の自身初戦となる「ソニーオープンinハワイ」出場に向け出国した石川遼

石川遼が8日未明、12日からハワイで開幕する米国男子ツアー第2戦「ソニーオープンinハワイ」出場に向けて出国。羽田空港で会見を開き、今季初戦に向けと意気込みを示した。

例年よりも1ヶ月ほど早い米国ツアーへの参戦。ハワイから1週間後の26日からは、同ツアー第4戦「ファーマーズ・インシュランスオープン」への出場も予定している。その理由の1つには、4月5日に開幕する「マスターズ」への出場権を目指す目的もある。昨年の最終世界ランキングで51位に終わり、年内の出場権獲得となる同50位以内の条件を満たせず。出場権を手にするには、約3ヵ月後の開幕前週までに50位以内にまで引き上げる必要がある。

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「優勝争いをするため、自分をもっと向上させるために毎年アメリカに行っている。マスターズの出場権だけにこだわらないようにしたい」と告げた上で、「優勝争いができれば必然的に世界ランキングは上がるし、それで今年も出場できれば最高。4月までに良いプレーをして、マスターズの週にオーガスタに立っていられたら幸せですね」と石川。米ツアーに参戦している本意を心に留めながらも、4年連続となる「マスターズ」出場に想いを馳せた。

例年に比べて短いオフとなったが、「年末の沖縄（合宿）でも良い調整ができたし、年始から早く動いてトレーニングも毎日やってきた。心技体、すべての部分で調整ができたし、ワクワク、ドキドキという感じ。今年の開幕戦で早く試してみたい」と、今季初戦に向けて納得の仕上がりをうかがわせる言葉。新シーズンへの強い期待を自らに抱き、日本を後にした。（東京都大田区／塚田達也）