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2011年 全英オープン
期間:07/14〜07/17 場所:ロイヤルセントジョージズGC(イングランド)

地元イングランドの20歳 T.ルイスがベストアマに

イングランド・ロイヤルセントジョージズGCで行われた今季の海外メジャー第3戦「全英オープン」は、ダレン・クラーク(北アイルランド)のメジャー初優勝で閉幕。地元イングランド出身の20歳、トム・ルイスが通算9オーバーの30位タイでベストアマチュアとなり、シルバーメダルを獲得した。

最終日を5オーバーの33位タイで池田勇太と同組でスタートした20歳のルイスは、出だしの1番でいきなり3パットボギーとするが、続く2番で6メートルのバーディパットを決めてすぐに取り返し、地元ギャラリーを沸かせた。7番(パー5)では9番アイアンで2オンに成功し、12メートルを沈めてイーグルを奪取。その後は9番でダブルボギー、第2打をOBとした14番トリプルボギーを叩くなど、出入りの激しい展開を強いられ、結局「74」とスコアを落としたが、30位タイ。決勝ラウンドに進出したもう一人のアマチュア、ピーター・ユーラインは通算12オーバーの48位タイに終わり、ルイスが目標としていた栄誉を手にした。

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「全英ウィークは驚きの連続だった。初日は本当に素晴らしかった。あとの3日間は自分の思うようにプレーできずちょっと恥ずかしかったけど、シルバーメダルは最高の名誉」。初日に全英オープン史上、アマチュア最少スコアの「65」をマークして衝撃を与えた。その後、3日間はオーバーパーとしたものの、期待されたイングランド勢では9位タイのサイモン・ダイソンに続いて2番目の成績。ルーク・ドナルドリー・ウェストウッドら世界のトッププレーヤーが予選で姿を消す中、母国の星になった。

ともにラウンドした池田は5つ年下のルイスを「距離も結構出る」と評した上に「うまいなあ、と。結構淡々とやっていて。慣れてるんだろうなあ」と本格リンクスに動じない姿を讃えた。

予選ラウンド2日間をともにしたトム・ワトソン。「彼は素晴らしいスイングと素質、そしてショートゲームのうまさがある。いずれまたここに来るだろうね。トム・ルイス、ロリー(マキロイ)、石川遼。彼ら若手はまさに昔の私だった。我々は、いつか『ジャック・二クラウスみたいになりたい』というような情熱と夢を持った赤ん坊みたいなものなんだ」。新しい才能に触れ、彼らと過去の自分とを重ねた61歳は目を細めていた。

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