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2011年 全英オープン
期間:07/14〜07/17 場所:ロイヤルセントジョージズGC(イングランド)

メジャー連覇を狙うR.マキロイ、得意のロケットスタートは不発

第140回ジ・オープンチャンピオンシップ(全英オープン)大会初日、ロリー・マキロイは午前9時9分にプレーを開始した。北北西からの風が吹く中、午前中の気温は16度前後、午後になっても19度までしか上がらないという肌寒い日。正午過ぎからは雨も降ってきたが、幸いプレーに影響するほどの強さにはならなかった。

4週間前、全米オープンを大会記録で制覇した22歳のマキロイは、1番のパー4でボギー、3番のパー3でもボギーを叩いてしまい最初の3ホールで2オーバーと出遅れてしまう。その後8番でバーディを奪い前半は1オーバーでターン。後半に入ると13番のボギー1個に対しバーディは17番の1個のみのイーブンパー。初日は合計2バーディ、3ボギーの「71」(パー70)。出場156人中51位タイというマキロイは明日午後2時10分にティオフする。

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追い風となっていた444ヤードのスタートホール、マキロイは3番ウッドで放たれたボールはフェアウェイ右サイドを捕らえたが左から右に傾斜の影響で右セミラフに行ってしまう。2打目はグリーン上でボールを止めることができずグリーンオーバー。奥からのパターの寄せは2.5メートルオーバーし、返しのパーパットを少し引っかけ気味に左に外してしまいボギーにしてしまう。2番をパーにした後、3番(239ヤード)ではティショットがグリーン手前の下り傾斜に当たってしまいボールはグリーン上で止まらなかった。奥からの寄せはダフリ気味に噛んでしまい大きくショート。5メートルのパーパットはカップの左を抜けていき2個目のボギーを喫してしまう。

前半唯一の7番パー5ではピン左2.5メートルのバーディチャンスを迎えるが、このパットもカップの左に逸れてしまいパー。波に乗れないマキロイはやっと8番でバーディを奪うことに成功。6番アイアンで狙った2打目はピンの左3メートルに寄せることができていた。バッグナインに入ると13番でカップ手前、3メートルのフックラインを打ち切れずショート気味に左に外しボギー。その後14番、15番と苛立ちを表すような仕草を少し見せたがパーを続ける。そして迎えた17番の2打目、残り85ヤードからピン奥2メートルにしっかりと寄せるとこのバーディパットをしっかりと沈めて通算2オーバーから1オーバーにスコアを戻した。

Q&Aインタビュー

Q:一日の振り返り

マキロイ:難しいコンディションの中で上手くプレーができたように思います。最初の3ホールで2つボギーとしてしまいましたが、その後残りの15ホールを1アンダーとうまく踏ん張れました。

Q:今日良かったこと、鍵となるプレーはありましたか?

マキロイ:心理状態は良かったと思いますが、もう少しティショットでしっかりフェアウェイを捕らえることができたように思えました。フェアウェイウッドを外してしまうとなかなかいいバーディパットにつなげることはできません。今日はプレーの中盤良いパーパットを沈める事ができました。メジャー大会の舞台、特に難しいコンディションになるとこういうパットが大事になります。パッティングは良い感じでした。少しスピード感がつまめていないところがありました。風が強くなるという予報もあったのであまり短く刈ることはできなかったのかもしれませんが少し遅く感じました。数回ショートしたときがありましたね。しかしパッティングの感触はいいんですよ。良いパーパットを沈めましたし他にもチャンスがありました。ミスをしたときもありましたがしっかり芯を捕らえています。4番のパー、5番ではグリーン左からのパーセーブ、そして8番のバーディは良かったですね。しかし2つのパー5でバーディを獲る事ができなかったのは残念です。ティショットでは良い場所に進めることができていましたが2ホールともパーでした。

Q:今日のコンディションについて

マキロイ:今日は(練習ラウンドに比べて)少し違う方向からの風でした。強さは同じぐらいですね。3番手ぐらいの風でしょうか?(向かい風の時)125ヤードを8番アイアンで打ちました。やはりかなり影響を受けます。

Q:今日はこの後どう過ごしますか?

マキロイ:初日のプレーは終えましたがほっとした感じという思いではありません。残りは54ホールあります。試合が終わればリラックスはできますが・・・。まあまず第1ラウンドが終わった、まずまずのスコアで終えて良かったです。午後は食事してから少し球を打って、パッティングの練習をします。明日の為に休んでエネルギーを温存しておかないといけません。

メジャー競技で初日からスコアを伸ばすロケットスタートを得意とするマキロイは初日1オーバーパーの「71」と不完全燃焼の一日だった。昨年の全英は「63」、今年のマスターズは「65」、全米オープンも「65」という好スタートダッシュを見せていたがいきなり1番ホールの3パットでつまずいた。タラレバを言ったらきりがないが1番のグリーン奥の同じような位置から先に同伴競技者のリッキー・ファウラーが先に25メートルのパットを入れていた。先にマキロイが打ったとしたら状況は変わっていたに違いない。

明日は午後のスタートとなるマキロイ。明日は初日とは異なる南西からの風が吹くと予想
されている。初日逃がしてしまった7番と14番のパー5でのバーディ奪取とスタート4ホールをボギーなしで乗り切ることが鍵となるだろう。

★ラウンドデータ
初日71(1オーバー)
フロントナイン36(1オーバー)
バックナイン35(イーブンパー)

・バーディ:2ホール
・パー:13ホール
・ボギー:3ホール

・パー3:通算1オーバー
・パー4:通算イーブンパー
・パー5:通算イーブンパー

・フェアウェイキープ率:57.1%(14ホール中8ホール)
・パーオン率:66.7%(18ホール中12ホール)

・合計パット数:31パット

・バンカーセーブ:1回中0回1パットセーブ(0%)

・ドライビングディスタンス2ホール平均290ヤード

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