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2011年 全英オープン
期間:07/14〜07/17 場所:ロイヤルセントジョージズGC(イングランド)

池田勇太が1アンダー18位タイ発進!

今季の海外メジャー第3戦「全英オープン」が14日(木)、イングランドのロイヤルセントジョージズGCで開幕。3年連続の出場となる池田勇太が、2バーディ、1ボギーの「69」をマークし、1アンダー18位タイの好スタートを切った。

予想されていた通りの強風がリンクスコースを吹き抜けた初日。池田は前半から我慢のゴルフを続けた。3メートルのパーパットを沈めた3番、続く4番ではティショットを傾斜のある左のラフへと打ち込んだが、そこからグリーンをとらえてパーを奪った。

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9番までスコアカード通りの数字を並べると、後半最初の10番でセカンドをピンそばに寄せてバーディを先行させた。14番では2メートルを確実に決めて2つ目。続く15番では4メートルのパーパットを沈めたが、緩やかなフックラインを読み切り、右手で力強くガッツポーズ。17番はアプローチのミスでこの日唯一のボギーを叩いたが、堂々のアンダーパーをマーク。

「よく我慢しながらいいゴルフができた。17番のアプローチ以外は良かった。こういうコースなので、とにかくボギーを打たないこと、『パーを、パーを』という気持ちでいた」。同組のイアン・ポールターダスティン・ジョンソンという英米のタレントが大きな注目を浴びる中、存在感を際立たせ、英国リンクスの風も肩で切って歩いてみせた。

世界ランク上位者に今大会の出場条件を複数満たした選手が続出したことで、現在、ランキング68位の池田にまで出場権が繰り下がり、3年連続で全英切符を手に入れた。しかし前週に急遽
出場が決まったことで、あわただしく渡英してきた。今季の日本ツアー中盤戦から投入を予定していたアイアンセットを、勝手の違うリンクスでいきなり使用。さらに、開幕前日には福田キャディのアドバイスを受け、パターをこれまでのマレット型からピン型のものにスイッチした。

好スタートにも「まあ、うまくいったんで良かった」と過剰な喜びも無く振り返る。「明日もパーを取って頑張っていきたい」と冷静だ。淡々と最後まで忍耐を続けることこそが、全英攻略につながることは十二分に知っている。【イングランド・サンドウィッチ/桂川洋一】

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