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先週もイロイロあった「アーノルド・パーマーインビテーショナル」後日談

●リベンジを果たしたビジェイ

早くも今季2勝目を飾ったビジェイ・シン。勝った2大会ともビジェイが「リベンジ」を果たした形になった。

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初戦の「メルセデス選手権」では昨年のプレーオフ敗退のリベンジを果たした。自身2度2位に終わっていた(2004、06年)大会で、若手アダム・スコットを2打差退けて勝利を掴んだ。

ビジェイにとって先週の「アーノルド・パーマーインビテーショナル」優勝は更に喜ばしいものだったに違いない。1993、94、2005年と3度の2位、2005年には最終日18番で池に落とし、自滅する形で優勝を逃した。14年連続出場にして初の栄冠を手にした。「チャンスがあっただけに、どうしてもこの大会だけは勝ちたかった」とビジェイ。

44歳のビジェイは先週でツアー通算31勝目を挙げた。40歳を越えてからは実に19勝目だ。2004年、一時は世界ランキングNo.1の座をタイガーから奪ったビジェイも昨季はわずか1勝に終わった。

今年の「打倒タイガー」の最右翼はこの男かもしれない…。

●ブーイング?されないウィークリーの紳士的行為

今季、注目の中堅選手(でもPGAではルーキー)のブー・ウィークリー。「ザ・ホンダクラシック」では1メートルの優勝パットを外し初優勝を逃したが、先週の「アーノルド・パーマーインビテーショナル」でもこれまた「珍事」を起こした。

大会3日目の2番、パー3でウィークリーの同伴プレーヤー、トム・ジョンソンの第1打はグリーンに乗ったがピンからは25メートル以上残っていた。ジョンソンはパターではなくアプローチで寄せることにしたのだが、そのアプローチが予想外にもピンに向かって一直線。

グリーン上から打ったボールがピンに当たった場合、その選手は「2打」罰(Rule 17-3)が科される。それに気付いたウィークリーは急ぎ足でピンを抜いたのだが、この「紳士」行為が自分の首を絞めることとなった。Rule 17-2によると、ボールを打ち終わった後にピンを抜く行為は「2打」罰の対象となっている。

ラウンド後にスコアテントでそのルールを知らされたウィークリーはスコアを訂正し、「何も意識していなかった。ピンに当たれば彼にペナルティーが科されるのは分かっていたから助けようとしただけなんだ」と振り返った。

ルール委員長のマーク・ラッセル氏
「27年間、ゴルフに携わってきたけど、そんなルールを聞いたのは初めてだよ。ブーはジョンソンを助けようとしただけだと言っていた。罰を知らされた後の彼の冷静な対応には感激したよ。」

1メートルの優勝パットのミスの後は、誰もが気付きもしないルール違反で2打罰…ウィークリーの不幸はいつまで続くのだろうか…。

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