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日本なのに海外気分!今季2戦目のアジアン女子ツアー

昨年、アジアン女子ツアーとして初めての日本開催となった「夢屋ドリームカップ」が、今年は賞金総額2,000万円、優勝賞金300万円と額を倍増して2度目の開催を迎えた。

最寄り駅にはギャラリー用のシャトルバスが用意され、会場にはギャラリープラザも完備。コースはレギュラーツアーに負けるとも劣らない状態に仕上げられ、ローピングもなされてマーカーやボランティアも運営を手伝うなど、最終日に訪れた2,009人のギャラリーたちも、冷たく吹いた風を除けば、存分に試合を楽しめたことだろう。

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そもそも、アジアン女子ツアーは1983年にタイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、香港を舞台とした女子のアジアサーキットとして産声をあげた。その目的は、東南アジア地域の女子ゴルフの底上げと、レギュラーツアーが休みの1月~3月に、温暖な東南アジアを中心として“実戦形式のキャンプ”を行えるようにしようというものだった。その後、中国が加わったことで10月もスケジュールに加わり、ついに昨年は日本でも初開催のはこびとなった。

ツアーの日本開催は好評で、今年は2月に「宮崎オープン」が加わり、さらに10月にも千葉での大会が決まりそうだとアジアン女子ツアーの加藤工伊智コミッショナーは打ち明ける。日程的には選手層の重なるステップアップツアーを意識しながら組んでいくという。

この試合で3位タイに入った森美穂は、昨年から台湾、インド、タイとアジア各国を転戦し実戦経験を積んでいる。「私は日本で試合に出られないので」と森。「試合を求めてアジアで戦っています」と、たった一人で武者修行に励んでいるのだ。

ツアーの運営は外国人スタッフがメインで、競技委員も基本は英語。海外からの出場選手も多く、日本での試合とはいえ、やはり海外ツアーだという印象が強い。一風変わったツアーだが、こういったところで力を蓄えた選手が、いずれ上位のツアーで活躍するようになるのだろう。(愛知県豊川市/今岡涼太)

今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール

1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka

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