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2012年 ソニーオープンinハワイ
期間:01/12〜01/15 場所:ワイアラエCC(ハワイ州)

今田と高山は最終日に進めず・・・『MDF』とは?

米国男子ツアーでは70位タイまでの予選通過人数に応じて、決勝ラウンドで再びのカットラインが設けられる。79人以上が通過した場合に限り、第3ラウンド終了時点での上位70位タイまでが最終ラウンドに進出。つまりは、予選を通過しても最終ラウンドに進めるとは限らないという、何ともシビアな競技規定となっている。その理由は、テレビ中継枠に代表されるスムーズな進行確保のため、70位タイという人数をより高い精度で絞り込むためだ。

今週の「ソニーオープンinハワイ」は、通算1アンダー62位タイまでの上位80人が決勝ラウンドに進出。日本勢では小田孔明今田竜二高山忠洋の3人が通過したが、3日目を終えて今田が71位タイ、高山が75位タイに後退し、最終ラウンドを前に姿を消す結果となった。

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カットライン上で辛くも通過した高山は、前半の2番でボギー、さらに3番では2打目を池に打ち込みダブルボギーを叩く苦しい滑り出し。最終的に2ストローク落とし、「(ダブルカットのことは)知っていました。もう1日やりたかったけど仕方ない」と肩を落とした。

一方の今田は、序盤からショット、パットともに好調。スタートホールの1番で2mを沈めバーディ発進とすると、その後も3つのバーディを重ね15番を終えた時点で通算4アンダー。しかし、落とし穴は16番に潜んでいた。グリーン左のガードバンカーから、左足下がりのライとなるピンまで15ヤードの3打目。「薄く(ヘッドを)入れようとしたら薄すぎた」とグリーンを大きくオーバーし、反対側のラフへ。ボールは木と木の間に止まり、スタンスが取れないために左打ちを強いられるなど、5オン2パットと痛恨のトリプルボギー。さらに17番(パー3)でボギーを叩いて通算イーブンパーの70位タイに後退し、カットラインギリギリの位置で後続の結果を待った。

今田の命運を握っていたのが、同じイーブンパーで最終18番を迎えていたザック・ジョンソン。3打目のアプローチを今田とほぼ同じピン手前1.5mにつけると、真ん中からカップに沈めてバーディフィニッシュ。今田は71位タイに後退し、僅かの差で最終ラウンド進出への望みは閉ざされた。16番の3打目を振り返り、「悔しいし腹が立つが、それがベストだと思って打ったので仕方がない」と悔しさを滲ませた。

同ツアーでは、最終ラウンドに進めなかった選手を『MDF(made cut didn’t finish)』と表記する。『予選は通過したがフィニッシュできなかった』。ある意味、予選落ちよりも無念が募る冷たい響きを感じる。この規定を知ってはいたが、いざ現地で直面すると何ともやるせない感情にとらわれた。(ハワイ州ホノルル/塚田達也)

◆ソニーオープンinハワイ GDO×Ustream練習場ライブ中継◆
http://news.golfdigest.co.jp/tournament/pga/live/t2292.html

中継予定時間(すべて日本時間)
<最終日>
16日午前1時30分~8時

日本人選手登場予定時間
小田孔明:2時~3時30分
※選手のスタート時刻等によってライブ中継時間が前後します。

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