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有村は下位で終わるも、不調のショットに光明

三重県の近鉄賢島CCで開催された、国内女子ツアー「ミズノクラシック」の最終日。ショットの不調から抜け出せず、2日目を終えて通算10オーバーの78位タイ。ツアーでは自身初となる最下位からスタートした有村智恵は、2バーディ、3ボギーの「73」と1つ落とし、通算11オーバーの76位タイで3日間を終えた。

この日もアンダーパーのラウンドこそ記録できなかったが、最終ラウンドを終えた有村の表情に失意の色は見られなかった。「オーバーパーは良くないけど、昨日に比べてショットの感覚はだいぶ良くなった」と笑顔も交える。「まだ優勝争いができる状況ではないけど、イメージは良くなったし、練習して来週までに調整したい」。

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昨日のラウンド終了後、トレーナーとも話して浮かび上がったポイントはアドレスの姿勢。「良かったときの姿勢は、胸を張って、肩胛骨が動きやすい状態だった。最近は背中が丸まっていて、背中が使えないような姿勢だった」。今朝の練習から「球の当たり方が違う」と矯正の効果を実感。「すごく前向きな1日になった」と、久々の感触に表情も明るい。

「ミズノクラシック」優勝による来季の米国女子ツアー出場権獲得を逃し、今月28日から米国フロリダ州で行われるファイナルQTに全力を向ける。来週の「伊藤園レディスゴルフトーナメント」が今季の国内最終戦になる予定。「今週、何を教えられたのかを受け止めて、QTを目指せると思う」と気持ちを新たにしていた。(三重県志摩市/塚田達也)

2012年 ミズノクラシック



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