2022/05/02日本シャフト特集

シャフト開発の極意は「固定概念を捨てる」こと プライベートでも貫く開発者の信念

<“こだわりの人”に聞くライフスタイル&仕事術> 技術、クラブ、ウェア……。ゴルフのこだわりは人それぞれ。そこに様々な楽しみ方が存在するからこそ、幅広い層に愛され続けているのだろう。日本シャフトは完全国内生産でスチール、カーボンの両方を扱うこだわりのシャフトメーカー。新たなシャフトを生み出す開発陣から、それを手にするエンドユーザーまで、同社の周りには“こだわりの人”にあふれている。 食生活を一変させた固定概念を持たない“こだわり” 「固定概念を持たない」――。仕事でも、プライベートでも、日本シャフトの生産本部開発課主査の藤原甲介(敬称略、以下同)のこだわりはこの言葉に集約される。昨年11月に始...
2022/04/21フォーティーン特集

中空構造と有用性 クラブ史に多大な影響を与えた「HI-858」

昔はユーティリティ(UT)なんてなかった――。こんな言葉を口にするベテランゴルファーもいるだろう。UTは誕生から約30年、一般化してからは20年程度とゴルフの長い歴史においては新しいジャンルのクラブだ。世界のトッププロから一般のアマチュアまで多くのゴルファーがUTを手にするようになる過程では、日本から生まれた名器が大きな影響を与えていた。 ロングアイアンが打てないアマチュア向けの“お助けクラブ”という当初のイメージを一変させたのが、1999年にフォーティーンから誕生した「HI-858」。国内ツアーで、さらには海外メジャーで、この一本の中空クラブが大きく脚光を浴びたのだ。 「あのクラブは何なんだ...
2022/04/07フォーティーン特集

ゴルフ界を席巻した強烈スピン 「MT-28」ウェッジが与えた衝撃

ゴルフ界には名器と呼ばれるクラブがある。機能性と造形美、従来の常識を覆す革新性を持ち、それが次なる時代の常識へとつながっていく――。いま手にしているクラブにも隠された系譜があるはず。さかのぼることができたなら、いずれかの名器にたどり着くだろう。 日本からそんな名器を生み出してきたのが、1981年創業のクラブメーカー「フォーティーン」だ。社名の由来でもある「すべてのゴルファーにベストな14本を」という信念が、ゴルフ界の常識を打ち破り続けている。 過渡期にあった単品ウェッジへの挑戦 アイアンセットはPWまで、AWやSWは単品で別のモデルを組み込む。いまではアマチュアにも多く見られるセッティングだが...
2022/02/11フットジョイ特集

「日本ツアーで最も飛ばす男」も納得 シューズでゴルフは変わるんだ

国内男子ツアー2020-21年シーズンで賞金ランキング39位に入り、28歳で初めてシード権を手にした幡地隆寛。平均飛距離では初の1位(313.04yd)となり、持ち味とするパワーでゴルフファンに存在感を印象付けた充実のシーズンとなった。 体の捻転差を意識したスイング改造だけでなく、シーズン途中でのシューズ変更も、納得のパフォーマンスを発揮できた要因だという。シューズがツアープロにもたらす変化とはどのようなものだろう? 幡地に真意を聞いた。 希薄だったシューズへの意識 好調や復調の理由についてスイングやクラブの調整を挙げる選手は多いが、シューズの話題を持ち出すことは珍しい。かつて、鈴木愛が賞金女...
2022/02/01フットジョイ特集

シューズで飛距離を伸ばす!? ゴルファーの要望に応えるNo.1ブランドの気概

道具を使うスポーツであるゴルフにおいて、とかく注目はクラブやボールに集まりがちだが、シューズは同等かそれ以上に重要な役割を担うギアといえる。歩くこと自体に調子の良し悪しは感じなくても、足元の快適性は全ショットに影響し、それこそスイングの再現性や疲労度などプレー内容を左右する。 ゴルフシューズの最適なフィット性にこだわった靴作りで、長きにわたって世界中のゴルファーから高い支持を集めているブランドが「フットジョイ」だ。 ツアー使用率No.1 PGAツアーが統計を取り始めた1945年以降、フットジョイのゴルフシューズは2020-21年シーズンで「ツアー使用率No.1」(約58%)を獲得するまで、実...
2021/11/15日本シャフト特集

こだわり派も納得! 最新アイアンの能力を引き出す「N.S.PRO MODUS3 TOUR 115」の性能とは?

日本シャフトは2022年春、アイアン用のスチールシャフト「N.S.PRO MODUS3 TOUR 115(ツアー115)」を新発売する。「MODUS3(モーダス3)」シリーズ誕生から10年の節目に誕生するゴルファー期待の最新シャフト。この単体での販売に先がけ、21年秋には最新モデルのタイトリスト「T100 アイアン」「T100・S アイアン」やミズノ「ミズノプロ 223 アイアン」などで標準シャフトとして採用されている。ユーザーの評判がまだない中で、クラブメーカーの標準シャフトに採用された理由とは? 未知のシャフト「ツアー115」の性能に迫った。 「ツアー115」の重量がターゲット層にハマる ...
2021/10/18日本シャフト特集

最新ヘッドの性能を引き出す新定番「N.S.PRO 850GH neo」 標準シャフトに採用したメーカーの評価とは?

日本シャフトは2022年春、軽量スチールシャフトの最新モデルとして「N.S.PRO 850GH neo」を発売予定だ。それに先駆け、21年秋から各クラブメーカーの最新アイアンに同シャフトが採用されている。シャフト単体での発売前に、各メーカーが採用したのはなぜか。その理由をクラブメーカーの担当者に聞くと、「N.S.PRO 850GH neo」の性能が見えてきた。 ブリヂストンゴルフの飛び系 ニューアイアン「213HF」 ブリヂストンゴルフは、9月に発売したアイアンシリーズ「213HF アイアン」に「850GH neo」を採用している。 「213HF アイアン」は、7番でロフト角が28度の、いわ...
2021/08/30日本シャフト特集

「創業60年の伝統を未来につなぐ」 社長が大事にする積極的な会話術

<ゴルフシャフトの“新定番”を生み出す熱きリレー> ゴルフクラブの性能を語る際、ヘッドと同様に重要なのがシャフト。求める弾道やスイングを作る上で、最適なものを使うか使わないかで、全く変わってしまう。そのシャフトを完全国内生産で製造する唯一の総合シャフトメーカーが日本シャフトだ。 1959年に「ばね」の世界トップメーカーであるニッパツのグループ企業として誕生。「N.S.PRO」シリーズなど、世界的にも評価されるヒット商品の数々を世に送り出している。 ヒット商品を生み出す会社の雰囲気 ひと昔前まで、「N.S.PRO 950GH」のイメージが強かった日本シャフト。ただ、ここ数年は「N.S.PRO M...
2021/07/26日本シャフト特集

「自社の弱点も正直に伝える」営業担当の接客ポリシー

<ゴルフシャフトの“新定番”を生み出す熱きリレー> ゴルフクラブの性能を語る際、ヘッドと同様に重要なのがシャフト。求める弾道やスイングを作る上で、最適なものを使うか使わないかで、全く変わってしまう。そのシャフトを完全国内生産で製造する唯一の総合シャフトメーカーが日本シャフトだ。 1959年に「ばね」の世界トップメーカーであるニッパツのグループ企業として誕生。「N.S.PRO」シリーズなど、世界的にも評価されるヒット商品の数々を世に送り出している。 「ウッズ生観戦」からギアマニアに シャフトメーカーにとって、最もエンドユーザーに近いところでの営業活動は、全国各地にある「工房」や「問屋」に製品を卸...
2021/04/30日本シャフト特集

「そのときのベスト」に込めた開発責任者の矜持

<ゴルフシャフトの“新定番”を生み出す熱きリレー> ゴルフクラブの性能を語る際、ヘッドと同様に重要なのがシャフト。求める弾道やスイングを作る上で、最適なものを使うか使わないかで、全く変わってしまう。そのシャフトを完全国内生産で製造する唯一の総合シャフトメーカーが日本シャフトだ。 1959年に「ばね」の世界トップメーカーであるニッパツのグループ企業として誕生。「N.S.PRO」シリーズなど、世界的にも評価されるヒット商品の数々を世に送り出している。 3つの流儀 南アルプスをのぞむ長野県駒ヶ根市の風光明媚なロケーションに同社の製造拠点のひとつ、駒ヶ根工場がある。そこで開発課長を務める井上明久は入社...
2020/05/14クラブ試打 三者三様

egg エクストリームを筒康博が試打「前に飛ぶegg」

プロギア「egg エクストリーム ドライバー」の評価は!? 『飛ばすヘッドは、骨格から違う』というPRメッセージで、徹底的に軽量化したボディに重量を綿密に配分した「egg エクストリーム ドライバー
2020/03/19クラブ試打 三者三様

RMX 220 アイアンを筒康博が試打「RMX版『UD+2』」

PRされているのがドライバーばかり…というのが少し残念。ですから、ドライバー選びに悩む前にアイアンをまず先に選んでからのほうが、『120』or『220』の選択肢がスムーズに選びやすいのかもしれません
2020/02/06クラブ試打 三者三様

ヤマハ RMX 120を筒康博が試打「G410を意識した国産クラブ」

ている感じが伝わってきます」 ―『テクノロジーごっこは終わりにしよう』という挑戦的メッセージについては? 「“飛び”を前面に打ち出したPRがされていますが、このモデルの一番のウリは飛距離を稼ぎながら
2019/03/13ツアーギアトレンド

ボブ・ボーケイ氏が来日 新ウェッジをPR

◇国内女子◇ヨコハマタイヤPRGRレディス事前情報(13日)◇土佐CC(高知)◇6228yd(パー72) ボーケイウェッジの生みの親、ボブ・ボーケイ氏が、3月22日より発売される新作「ボーケイフォージド(VOKEY FORGED)」のプロモーションのため来日した。13日(水)は女子ツアー会場に姿を見せ、タイトリストと契約を結ぶ菊地絵理香を激励、笑顔で談笑した。 菊地が「どうしたらいい音が出ますか?」と質問を投げかけると、ボーケイ氏はウェッジを手に取ってフェースをまじまじと眺め「フェースの中心で打ちなさい。2本目と5本目の溝(グルーブ)の間にインパクトしているから最高だね」と笑顔で答えた。さらに...
2018/10/16ギアニュース

『トゥん』と聞こえるパター ピンが「シグマ2」を発表

にと、その打音を強調したPRを展開していく。 『トゥん』の音の正体は、前作同様フェースインサートに搭載された「ペバックス」と呼ばれる特殊エラストマー素材によるもの。「シグマ2」では、心地良いやわらかさ