2024/06/28ダンロップ特集

使い続けるにはワケがある オーナーたちが語るゼクシオの魅力

2000年の初代から数えて最新作は13代目。発売されるたびに、売り上げランキング上位に入るダンロップの「ゼクシオ」。根強い人気を支えているひとつに、愛用者で構成される会員組織「ゼクシオ オーナーズクラブ」がある。オーナーたちは、なぜ“ゼクシオ沼”にハマったのか。座談会でその魅力を語ってもらった。 ゼクシオとの出合い 最古参は2002年から 「ゼクシオ オーナーズクラブ」は同ブランドのゴルフクラブ購入者を対象にした会員組織で、2014年4月に発足し、現在約1万人の会員がいる。登録したクラブの保証期間の延長サービスほか、様々な特典がある。この日集まったのは男女7人の方々だ。 会員の中で最古参となる...
2024/06/27デサント特集

2大会連続で五輪へ TOKYO・金の思い出/ザンダー・シャウフェレ特別手記

■デサントのウェアで今季も好成績を続けてパリ五輪へ 日本の皆さんこんにちは。ザンダー・シャウフェレ(Xander Schauffele)です。 8月の「パリ五輪」出場が決まりました。 僕たち米国も代表争いが最後まで熾烈でした。国を代表して五輪の舞台でプレーできることは何よりの名誉。パリで戦える機会を得られたこと、そして金メダルを防衛するチャンスを手にできたことに心を躍らせています。 毎年のように、欧州選抜との「ライダーカップ」、世界選抜との「プレジデンツカップ」といった各国の最高峰の選手たちとの対抗戦にも参加していますが、それぞれの試合がユニークで、毎回違った挑戦があります。 ただ、僕にとって...
2024/05/27デサント特集

メジャー初優勝 「最高に、甘くて美しい」/ザンダー・シャウフェレ独占手記

■デサントでメジャー初制覇 日本の皆さんこんにちは。ザンダー・シャウフェレ(Xander Schauffele)です。 たくさんの思いが、まだ胸の中で交錯しています。 「全米プロゴルフ選手権」でメジャー初優勝を飾ることができました。待ちに待ったタイトル。バルハラGCでウィニングパットを決めた瞬間、心の底から興奮しました。 初日からトップを走り続けて、満足感いっぱいの勝利。これまで、メジャーで惜しくも敗れた試合が何度もあり、雪辱できた思いです。ただ僕は、勝った事実以上に、このケンタッキー州での1週間、競争のレーンから外れないよう、ひたすらに自分のできることに集中して、ホールを一つひとつ進め続けら...
2024/04/26デサント特集

新生ウェアでゴルフに集中 シャウフェレが語るマスターズ“ココだけの話”

日本の皆さんこんにちは。ザンダー・シャウフェレ(Xander Schauffele)です。 2024年最初のメジャー、「マスターズ」が終わりました。4日間を戦い抜いた結果は8位。タフなコンディションが続く週で、優勝争いにも少なからず顔を出せたけれど、望んでいたフィニッシュとはいきませんでした。 ショートゲームの出来がこれまで以上に良かった半面、ショットは僕が求めていたレベルにはなかったように思います。オーガスタナショナルGCでスコアを伸ばすべきパー5では、最終日こそバーディを重ねられたけれど、それまでの3日間の苦戦が響きました。 僕にとってマスターズは特別な試合で、ことしも忘れられない瞬間がい...
2024/04/08グラファイトデザイン特集

ウッズにトーマス トッププレーヤーたちがほれ込んだ“赤黒シャフト”

グラファイトデザインの最新シャフト『TOUR(ツアー)AD VF』がPGAツアー、国内男子ツアーで静かに流行りつつある。タイガー・ウッズやジャスティン・トーマスらが使い始めた影響もあってか、同社のプロ担当、通称ツアーレップの高橋雅也(敬称略、以下同)が2月にPGAツアー会場を訪れたところ、興味を持つ選手は少なくなかったという。国内ツアーでも蝉川泰果が昨秋使用、賞金王の中島啓太も今後の投入を予定するなど、VFがツアーを席巻する可能性は大いにある。 ■飛んで曲がらないシャフトとして誕生 「将来的にPGAツアーはもちろん、全世界(のツアー)で戦えるシャフト、ワールドランカーが使うようなシャフトをつく...
2024/03/27デサント特集

僕と、僕の家族と日本とのルーツ/ザンダー・シャウフェレ スペシャルコラム

日本の皆さんこんにちは。ザンダー・シャウフェレです。 ナンバーワンを目指すゴルファーが集うPGA TOUR。この世界最高峰の舞台に身を置いて、長い時間が過ぎました。プロ転向して10年目の今年、僕は『DESCENTE』のウェアを着てプレーしています。 僕の第2の故郷といえる場所、日本。 思い出は金メダルを手にした2021年の「東京五輪」にとどまりません。今回は僕と、僕の家族と日本とのルーツについて、紹介したいと思います。 そもそも、日本との縁のきっかけを作ってくれたのは、台湾出身の祖父(陳栄生さん)でした。 第二次世界大戦後、祖父は30代で台湾の国費留学生として来日し、東京教育大学(現筑波大)に...
2024/03/25オークリー特集

ツアー2勝・平田憲聖がさらなる飛躍へ向けて選んだ勝負カラー

世界のプロゴルフシーンは新型コロナ禍時代に入って世代交代が目覚ましい。欧米ツアーのみならず、傾向は日本も同じ。2023年の男子ツアーはみずみずしい若手が牽引役を担い、賞金ランキングトップ3の選手がいずれも25歳以下だった。 23歳の平田憲聖もまた、彼らに勝るとも劣らない活躍を見せたひとり。昨季賞金ランキング6位。日本で、そして世界で軽やかに纏う「オークリー」のウェアには輝かしい将来が透けて見える。 同世代のライバルはかつて「雲の上の存在」 幼少期の平田のそばには、3つ年上の姉の姿がいつもあった。母に手を引かれて通ったバレーボールの体育館に、あるいは、祖父に連れ添って行ったゴルフ場に。地元は大...
2024/03/01エコー特集

履いた瞬間に「なんかいい」ゴルフシューズの秘密

1963年にデンマークで誕生したシューズメーカーの「ECCO(エコー)」は、今や世界約90カ国で展開。創業当時から変わらず追求し続けている「最高の履き心地」が、多くの人々を魅了している。1960年代、社会への女性進出に伴い働く女性のためのパンプス「Venus」をヒットさせ、履き心地と歩きやすさを両立させたことで大人気を得て、その後は紳士靴、スニーカー、アウトドア、ランニングなどのカテゴリーに進出している。 ゴルフシューズへの参入は1996年。「一度履いたらやめられない」、「履いてみると、なんかいいよね」と評されるシューズを生み出し、ファンを増やしている。今回はエコーの魅力を掘り下げ、エコーの「...
2024/02/08テーラーメイド特集

カーボンウッドが追求する飛距離への無限の可能性

テーラーメイドの「Qi10」シリーズが発売された。その名称は、「Quest」(探求する、追求する)、「Inertia」(慣性)の頭文字と、上下と左右方向の慣性モーメントの合計値10,000g・cm2(10K)を意味している。 高慣性モーメントが生み出した直進性やミスヒットに強いやさしさはもちろんだが、「Qi10」が目指したのはそれだけではない。飛距離性能をいかにやさしさと両立させたのか。その秘密を探求してみたい。 カーボンフェースがもたらした軽量化の恩恵とは 高慣性モーメントの弱点は、インパクト時のヘッド挙動にある。フェースが開いたままインパクトを迎えれば、ロフトが増え、右方向にスピン量の多い...
2024/01/26キャロウェイ特集

ミスヒットでも狙えるパラダイム Ai スモーク シリーズの実力検証

AIによるフェース設計が大幅にバージョンアップしたキャロウェイの新作シリーズ。ミスヒットでもまっすぐ遠くへ飛ばせるのは、ドライバーのみならず、フェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアンでも同じだという。ゴルフライターの鶴原弘高さんに各クラブを試打検証してもらい、アマチュア3人には自分に合うモデルを試打して探し出してもらった。 ■フェースの面積が小さいクラブでも「Ai スマート フェース」の効果は絶大! <フェアウェイウッド> ドライバーと同様にフェアウェイウッドにも、『パラダイム Ai スモーク MAX』、『パラダイム Ai スモーク MAX D』、『パラダイム Ai スモーク MAX FA...
2024/01/25テーラーメイド特集

高慣性モーメントが“ぶっ飛び”をもたらすメカニズム

「慣性モーメント」という言葉がゴルフ界でこれまで以上に脚光を浴びている。単位は「g・cm2」。数字が大きくなればなるほど、物体が回転しづらくなることを表す。ゴルフクラブに当てはめれば、インパクト時のヘッドがブレにくいことの指標であり、つまり「寛容性=やさしさ」の基準となっている。 テーラーメイド「Qi10 MAX ドライバー」は「飛距離を犠牲にせず 究極のやさしさ」を目指した最新モデル。フェースの上下方向、左右方向の慣性モーメントが合算値で10,000g・cm2を突破したことで、ゴルファーは今、「飛距離を犠牲にせず 究極のやさしさ」を手に入れる新たな扉の前に立っている。 過去最高の寛容性を持つ...
2024/01/19キャロウェイ特集

パラダイム Ai スモーク ドライバーは、本当に芯を外して打っても飛ぶ?

キャロウェイゴルフから2024年の新シリーズ『パラダイム Ai スモーク』が発表された。AIによるフェース設計が大幅にバージョンアップし、たとえミスヒットしてもまっすぐ遠くへ飛ばせるクラブになっているという。果たして、それは本当なのか。ゴルフライターの鶴原弘高さんがクラブ性能を試打検証。アマチュア3人の試打では各ゴルファーの最適モデルを探った。 ■AIがリアルスイングデータを解析してつくられた新フェース キャロウェイがドライバーに初めてAIによるフェース設計を採用したのは、2019年発売の『エピック フラッシュ』。このときはボールスピードの最大化とフェースの堅牢性のみをAIに計算させていたが、...
2024/01/12キャロウェイ特集

キャロウェイのAIフェースはやさしさのためにある

昨今話題のAI(人工知能)技術。その進化はとどまるところを知らない。ゴルフ界でAIをいち早く取り入れたのがキャロウェイゴルフだ。2019年にAIを採用したクラブを発売するなど、いまや業界では突出している。そして2024年、さらに進化したAI設計のクラブを発表した。同社のAIの系譜を追った。 ■AIを前面に 人間の棋士をしのぐレベルとされる将棋AIは有名だが、ゴルフにおいては、AIが人間を助けてくれる。キャロウェイゴルフが世に送り出してきたAI設計クラブのことだ。 2023年ツアー部門でもナンバーワン勝率をマークした『パラダイム』の後継として、2024年の年初に新発表した『パラダイム Aiスモー...
2023/12/19ダンロップ特集

モノにも人にも歴史あり ゼクシオは“みやこんじょ”から世界へ

宮崎自動車道「都城」で下りてすぐ、霧島の山々を遠方に望める宮崎県都城市の玄関口ともいえる地に「ダンロップゴルフクラブ」はある。カーボンシャフトの製造、そして特注品を含むダンロップのゴルフクラブの組み立てを担う工場だ。最新のゼクシオやスリクソン、クリーブランドのクラブ、「宮崎」を冠したMiyazakiシャフトなどは、ここ「みやこんじょ」から世界のユーザーの手へと渡っている。 松山英樹や畑岡奈紗ら世界で活躍する選手らのパネルや展示クラブに迎えられる工場の1階。奥へと足を進めるとクラブの組み立てラインがある。整然とした空間に響く機械音。パステルカラーの制服やブルーのエプロン姿の女性従業員の多さも目立...
2023/12/15トゥルーテンパー特集

米国と日本の2大ブランドが手を組んだ理由

アメリカ発のシャフトメーカーであるトゥルーテンパー社の「ダイナミックゴールド」と、20年以上の歴史を誇る住友ゴム工業(ダンロップ)の「ゼクシオ」は、どちらもゴルファーの誰もが知る超有名ブランドだ。 そんな両者が2023年12月発売の「ゼクシオ エックス アイアン」で初タッグを組んだ。プロツアー使用率が高く、中・上級者向けで“難しい”というイメージがあるダイナミックゴールドと、アベレージ層のアマチュアにも人気が高いゼクシオの融合。相反するイメージが中和され、新モデルで実現した理由とその狙いに迫る。 軽量モデルの投入で積極的にアプローチ 「ゼクシオの純正シャフトとして採用が決まった時にはアメリカ本...
2023/11/30キャロウェイ特集

ロングパットも怖くない! 話題の「AIフェース」で3パットを撲滅しよう<50人試打検証>

突然だが、皆さんの1ラウンドあたりのパット数はいくつぐらいだろうか?50人のゴルファーにアンケートをとってみると「1ホール2パットだから合計36パット」、「パットが苦手で40前後してしまう」という答えが多かった。パット数を30前後に抑えることができれば、大幅なスコアアップが望める。それにはロングパットをピタリと寄せて3パットを減らすことが大切だ。 ■プロとアマチュアの1ラウンドの平均パット数は? 11月某日、千葉県の上総モナークカントリークラブにお邪魔し、ラウンド前の練習グリーンでゴルファー50人にアンケートをとった。パット数が20台後半と回答したのは全体の1割弱、30~35は3割、35~4...
2023/11/29ゴルフプライド特集

肥野竜也のモデル人生はゴルフで出来上がった 目標は「日本ミッドアマ」出場

人気モデルの肥野竜也は「日本ミッドアマチュア選手権」(25歳以上)出場を目指す競技志向のアマチュアゴルファーでもある。ゴルフ関連のメディアやアパレルでモデルを務める姿をよく見かけるが、作り物ではない本気のゴルファーなのだ。ギアへのこだわりも当然持ち合わせているが、中でもこだわるのはグリップ。そのルーツはかつてプロとしてプレーしたテニスの経験にあるという。 ■高校卒業後はテニスで進学するはずが … スタートは遅いけど、どこかで追いつく。肥野のエピソードにはそんな内容の話が多い。テニスを始めたのは高校に入ってから。 「小学校、中学校ではバスケ部だったんですけど、高校では個人競技がやりたいなと思っ...
2023/11/06キャロウェイ特集

かつてない“スケルトン窓”付きフェース 性能の違いを楽しめるAIパターって!?

キャロウェイゴルフが展開するパターブランド「オデッセイ」の新作が注目されている。「Ai-ONE」の名が示す通り、2019年に「エピックフラッシュ」で導入して以来、AI(人工知能)で業界をリードし、ウッドからアイアンまで使われてきた技術が、ついにパターにまで採用された。透明の小窓が搭載された、かつてないパター。いったいどんなモノなのか。 ■ジョン・ラームがいち早く投入 キャロウェイと契約するメジャー覇者のジョン・ラーム(スペイン)が4位に入った9月のDPワールドツアー「BMW PGA選手権」で新たなパターを手にしていた。形状はこれまで使用してきたオデッセイのホワイトホットOG・ロッシーSとほぼ同...
2023/11/01日本シャフト特集

日本シャフトで結ばれたカリー・ウェブと藤田さいきの今とこれから

第一線を退き、現役時代とは違ったスタンスでゴルフとかかわるカリー・ウェブ(48)と昨年の「AIG全英女子オープン」で自身初の海外メジャー出場を果たすなど、ベテランと呼ばれる年齢を迎えてさらなる進化を見せる藤田さいき(37)。 2人は今秋、契約先の「日本シャフト」のはからいで、サプライズ対面を果たした。ゴルフとの適度な距離感を楽しむレジェンドと現役としてさらに上を目指すベテランが、それぞれの今とこれからを語る。 ■2人の共通点 ラウンド対決や対談を通じて、藤田はいくつかの質問をウェブに投げかけた。例えば、トラックマンなどの計測機器の必要性について。 「最近の若い選手は少し計測機器に頼り過ぎか...