2017/12/27新製品レポート

飛び系なのに打ち応えあり ヨネックス EZONE GT アイアン

自分の感性をいかして打ちたい熟練ゴルファーに 【ミーやん】 『EZONE GT アイアン』は、ヨネックスが得意とするカーボン素材が使われているモデルです。フェースの裏側にあたる深いポケットキャビティ部に、グラファイトでできた振動を低減する材料が複合されていて、打感を良くしているそうです。 【ツルさん】 「Gグリッド」と名付けられたこの構造は、池田勇太が使用して話題になった上級者向けアイアン『N1-CB フォージドアイアン』にも採用されています。こちらの『EZONE GT アイアン』は7番のロフト角が28度というストロングロフト設計。かなり飛びを意識して作られたモデルです。 【ミーやん】 大きく...
2018/08/29新製品レポート

ブラッシュアップされた王者のアイアン ピン i210 アイアン

【ミヤG】 ピンの「i200 アイアン」は昨季の国内男女ツアー賞金王(宮里優作と鈴木愛)がともに使用しているアイアンとして話題になりましたよね。その後継モデルが「i210 アイアン」として登場しました。 【ツルさん】 「i200 アイアン」は、僕も好きなモデルのひとつだったんですよ。ピンにはアスリート向けに小ぶりヘッドの「i ブレード アイアン」が用意されていますが、それよりも「i200 アイアン」はヘッドが大きめで安心感があって、なおかつとても構えやすい。打ってみてもオフセンターヒット時の許容性と操作性のバランスが、とてもいいモデルだったんです。新しい「i210 アイアン」では、どこがどんな...
2015/04/13新製品レポート

「新発想のウエイトで球筋をチェンジ」ヨネックス EZONE Tri-G ドライバー

【ミーやん】ヨネックスの新ドライバーは、ソールの調整ウエイトが独創的なんですよ。同心円上に3つのウエイトが配置されています。 【ツルさん】スイング軌道はインサイド・インの円運動だから、それに沿うように調整式ウエイトを配置してあるんですね。重心位置を動的に考えることで、重心深度を調整してもスイングに違和感がないように工夫されています。新しい発想ですよね。 【ミーやん】あと、このクラブはクラウンにカーボン素材が使われているのも特徴のひとつ。構えてみると、シャローフェースで投影面積が大きく、安心感があるヘッドです。 【ツルさん】少しフックフェースですが、ヘッド形状がいいので構えやすいですよね。では、...
2019/12/23新製品レポート

まっすぐ飛ばせてミスに強い ヤマハ RMX 220 アイアン

【ミヤG】 「RMX(リミックス)220 アイアン」は、“プラス1番手”飛ばせる性能をアピールしているモデルです。ヘッドはマレージング鋳造で作られていて、深いポケットキャビティ構造になっています。 【ツルさん】 2017年に発売された前作の「RMX 218 アイアン」は、7番のロフト角が30度。新作の「RMX 220 アイアン」では、それよりも1度ストロング化されて29度になりました。“プラス1番手”のキャッチコピーは変わっていませんが、前作よりも少し飛ばしやすくなっているかも知れませんね。 【ミヤG】 ヘッドサイズは、前回に試打した「RMX 120 アイアン」よりもひとまわり大きめ。ソール幅...
2016/08/17新製品レポート

「懐かしさを感じさせる本格マッスルバック」フォーティーン FH1000re フォージドアイアン

【ミーやん】こちらは300セット限定で発売されている『フォーティーン FH1000re フォージドアイアン』です。一目で分かると思いますが、完全なマッスルバック、ヘッド素材はS25Cの軟鉄鍛造、世界基準のツアーモデルだそうです。 【ツルさん】ヘッドが小ぶりでストレートネックです。今どきのアイアンを見慣れていると、ソール幅の狭さにも驚きますね。ひと昔前の上級者向けモデルとった風情ですが、フォーティーン独自の「リバースマッスルバック設計」が採用されていて、ブレードが上部にいくにしたがって厚くなっています。新しさも取り入れられていますよ。 【ミーやん】いやー、こんなに難しいアイアンを打ったのは久しぶ...
2016/08/15新製品レポート

「ピンらしさ備えた上級者向けアイアン」ピン i BLADE アイアン

【ミーやん】ピン『i BLADE アイアン』は、『S55 アイアン』の後継となるモデル。ツアープロや上級者を対象としたアイアンです。装飾や凹凸をできるだけ省いたバックフェースのデザインは、すでに発売されている『GLIDE ウェッジ』の流れをくんでいるそうです。 【ツルさん】すっきりした潔いデザインですよね。従来とは処理が異なるソールの番手表記の仕上げにも高級感があります。ブレード型ですが、しっかりとしたキャビティ構造なんですよね。ボディは、431ステンレス素材。キャビティ部にはボディと同色のエラストマーCTPが埋め込まれています。このエラストマーCTPは、『S55 アイアン』よりも1.6倍も大...
2016/08/11新製品レポート

「気持ちよく叩きたいアスリートに」ロマロ Ray V ドライバー

【ミーやん】ロマロは、クラブにこだわりのあるゴルファーから高い評価を得ているメーカーです。ボクは、今回初めて試打するのでとても楽しみです! 【ツルさん】Ray Vは、アスリートゴルファーに人気のシリーズ。その新作ドライバーということなんで、僕も張り切って振っちゃいますよ。 【ミーやん】最近はシャローバックのドライバーが多いですが、『Ray V ドライバー』はディープフェースでディープバック。昔ながらの“いい顔”のドライバーです。構えてみるとシャープな雰囲気。でも、手強そうにも見えます。さっそく、ツルさんから試打をどうぞ。 【ツルさん】とにかく球が強い!中弾道で前へと突き進むようなボールが打てる...
2016/07/14新製品レポート

「パワー不足を補う高い完成度」キャロウェイ ビッグバーサ ベータ ドライバー

【ミーやん】『ビッグバーサ ベータ』は、往年の名プレーヤーであるトム・ワトソンがアンバサダーを務めています。そこからも分かるように、シニア向けに開発されているシリーズ。ドライバーはキレイな丸型ヘッド。アップライト感があって、構えてみると球をつかまえやすそうに見えますね。 【ツルさん】ヘッドカバーは、ニットとボアが使われた懐かしいタイプが付属するんですね。ぬいぐるみみたいで、カワイイです(笑)。軽量設計のシニア向けクラブなので、最初はヘッドスピードを抑えて試打してみましょう。 【ミーやん】いやー、このドライバーは安定感がありますね。直進性が高くて、球が上がりやすいです。ナチュラルにスイングしても...
2016/07/07新製品レポート

「左を恐れずに安定して飛ばせる」ダンロップ スリクソン Z565 ドライバー

【ミーやん】2年ぶりにモデルチェンジしたスリクソン。ドライバーはヘッド体積の異なる3つのモデルが展開されます。今回試打するのは、ヘッド体積460ccの『スリクソン Z565 ドライバー』。いちばんやさしく設計されているモデルです。 【ツルさん】投影面積が大きくて、バルジ(フェースのトウ・ヒール方向の丸み)が少ないです。現代的なドライバーのシルエットになりましたね。ウッド形状のクラブは、バルジがあったほうが昔ながらの“いい顔”に見えるのですが、今どきのクラブはギア効果がほとんど得られないので、打点がズレたときにフェースはまっすぐのほうが曲がりづらいです。今回からは、性能を重視した設計になったんで...
2016/08/18新製品レポート

「威圧感のない競技派アイアン」スリクソン Z565 アイアン

【ミーやん】スリクソンのアイアンは、Z565、Z765、Z965の3機種です。今回はポケットキャビティ構造で、いちばんやさしく設計されているZ565 アイアンを試打します。 【ツルさん】前モデルもそうでしたが、スクリソンのアイアンは装飾的なバッジなどが目立たなくて、バックフェースがすっきり見えてキレイですよね。ミラー仕上げとサテン仕上げを部分的に使い分けていて、デザインに凝っているのが分かります。アスリートのブランドらしいカッコ良さを備えていますよね。 【ミーやん】ヘッドは、シャープ感がありながら適度なグースが付けられていて、やさしく打てそうな雰囲気です。では、打ってみますよー。 【ツルさん】...
2016/07/21新製品レポート

「超低スピンの直線番長」コブラ キング LTD ドライバー

【ミーやん】今回試打するのは、リッキー・ファウラーやレクシー・トンプソンが使用しているコブラのドライバー。ヘッドはカーボンコンポジット。ソールには円形のウエイトポートが配置されていて、ヘッドの中をのぞき見ることができるようになっています。 【ツルさん】ソールのウエイトポートは取り外せるようになっていますが、重量を調整できるわけではないので、あまり意味はないんですよね(笑)。それよりも、このドライバーはヘッドの基本性能がスゴイんです! 【ミーやん】クラウンの中央が盛り上がったヘッド形状ですが、ターゲットに対しては構えやすいですね。打感は、とってもマイルドです。ボールがフェースに乗ってから飛んでい...
2016/08/04新製品レポート

「ドライバーみたいに飛ばせるFW」テーラーメイド M2 フェアウェイウッド

【ミーやん】とにかく飛ぶと評判のフェアウェイウッドが、こちらのテーラーメイド M2シリーズ。多くのツアープロがすでにバッグに入れて使っていて、テーラーメイド契約外のプロからも引く手あまた、というウワサですよ。 【ツルさん】ネックは接着式になっていて、専用設計の軽量スリーブが採用されています。そのぶんM1のフェアウェイウッドよりもヘッドは低重心設計。ソールの移動式ウエイトを省いたことで、ソール溝の効果が高まっているモデルです。僕はすでにリシャフトして3番ウッドを使っていますが、めちゃ気に入っています! 【ミーやん】ティアップして打つと、まるでドライバーのような弾道で飛んでいきますね。ロフト角があ...
2016/06/02新製品レポート

「メダルを総なめにした赤シリーズのUT」オノフ フェアウェイ ウィングス AKA

【ミーやん】2016年度の「HOT LIST JAPAN」において、もっとも熱かったのがオノフです。オノフの赤シリーズは、ドライバーからアイアンまでのすべてのクラブがゴールド賞を獲得したんですよ! 【ツルさん】「HOT LIST」では、僕はライター兼テスターとしてすべてのクラブを試打しましたが、オノフの赤シリーズは強く印象に残っています。本当にどのクラブも打ちやすくて、性能の良さで抜きんでていましたからね。 【ミーやん】赤シリーズのユーティリティはウッド型ですが、オフセットが付いていてアイアンみたいに構えられるヘッド形状。クラウンのレッドの塗装がキレイですね。 【ツルさん】球をつかまえやすそう...
2016/06/30新製品レポート

「フェースに乗るようなフィーリング」本間ゴルフ TW-W フォージド ウェッジ

【ミーやん】こちらは今年度の「HOT LIST JAPAN」でゴールド賞を獲得したウェッジです。「HOT LIST JAPAN」での評価を見ると、フェースにボールを乗せやすいというコメントが多いですね。 【ツルさん】めちゃめちゃ打感がイイんですよ。フェースに乗る感覚があるのは、柔らかい打感の影響も大きいと思いますよ。 【ミーやん】打ってみると、評判どおりに打感がマイルドですね。30ヤードぐらいの短いアプローチでも好フィーリングが得られます。ソール形状は、トウ側とソール側に削りを入れた「Cグラインド」が採用されていて、バウンス角は8度と小さめ。けれど、ソールが抜けすぎてミスするような感覚にはなり...
2016/06/16新製品レポート

「フェースが開閉しづらい新発想」オデッセイ Toe Up パター #1

【ミーやん】パターを地面と平行にフリーな状態にしたときに、フェースがどこを向くかでパターの種類は大きく2つに分けられます。フェースが真上を向く「フェースバランス」 は、マレット型に多いタイプ。アンサー型やL字などは、フェースが斜め上を向く「トゥ・ヒール バランス」です。そんでもって、そのどちらでもないのが今回のオデッセイの新パター。トウが真上を向く「ストロークバランス」が特徴になっています。 【ツルさん】新興米国メーカーの“イーデルゴルフ”にもトウが真上を向くパターがあって、「トルクバランス」と名付けられています。他には「シャフトバランス」と呼んでいるメーカーもありますね。今シーズンからPGA...
2016/06/09新製品レポート

「しっかり振って狙えるUT」タイトリスト 816 H1 ユーティリティ

【ミーやん】今回試打するのも「HOT LIST」のゴールドメダル受賞クラブです。アスリートには人気のタイトリストのユーティリティなんですが、816シリーズには2つのモデルが用意されていて、こちらの『816 H1 ユーティリティ』はヘッドが大きいほうのモデルになります。 【ツルさん】小ぶりヘッドの『816 H2 ユーティリティ』と比べると、『816 H1』のほうが構えたときに安心感がありますね。少し乱暴な言い方をすると、アイアンに近い雰囲気を求める人は『816 H2』、ウッドに近い感覚で打ちたい人は『816 H1』というふうになります。「HOT LIST」では、高弾道を打ちやすくて、やさしさが感...
2016/03/24新製品レポート

「最近の定番というべきドライバー」タイトリスト VG3 ドライバー

【ミーやん】VG3は、タイトリストが日本市場向けに展開しているブランド。今回はそのドライバーを試打します。ヘッドのカラーが黒でまとめられていて、少しカッコよくなりましたよ。 【ツルさん】クラブの雰囲気が、ワールドワイドの915シリーズに近づきましたよね。クラウンにはタイトリストの三角形の転写マークだけで、飾りのようなグラフィックも一切ありません。こういう黒くて見た目がシンプルなドライバーは久しぶりなんで、懐かしいというか、逆に新鮮な気持ちになりますね(笑)。 【ミーやん】打ってみると、打感がいいっすねー。うるさ過ぎないアスリート好みの打球音です。丸型のヘッド形は460ccですが、引き締まった印...
2016/03/17新製品レポート

「低スピン感が増した優秀ヘッド」ナイキ ヴェイパー フライ ドライバー

【ミーやん】ナイキの新しいヴェイパーシリーズには、ヘッドモデルが3タイプ用意されています。今回試打するのは、丸型形状の『ヴェイパー フライ ドライバー』。ネック調整でロフト角を8.5~12.5度まで変えられる「フレックスロフト」を搭載するなど、基本的な機構は変わっていません。大きく変わったのは、ヘッドのカラーリングですね。 【ツルさん】この「フォトブルー」という鮮やかな青色は、2016年度のナイキのテーマカラーらしいですよ。色はいいとして、ヘッド形状がとてもいいですよね。クセのない丸型ヘッドで本当に構えやすいです。さっそく試打してみましょう! 【ミーやん】振りやすくて、打ちやすいドライバーだな...
2016/03/31新製品レポート

「高速グリーンでもビビらずに打てる」オデッセイ WHITE HOT RX パター V-LINE FANG

【ミーやん】オデッセイ RXシリーズは、フェースインサートに硬さの異なる2層のウレタンが使われているのが特徴です。相変わらず、オデッセイにはたくさんのラインナップがありますが、そのなかでもっとも柔らかい打感を備えているのがRXシリーズになります。 【ツルさん】僕は昔から、ホワイト・ホットの柔らかい打感が好きなんですよ。このRXシリーズの打感もかなり好みです! 【ミーやん】ボールを転がしてみると、まさに昔のホワイト・ホットに通じる打感。とてもマイルドで、インパクトでフェースにボールが乗る感覚があります。打ち出していきたいラインに対して、ボールを押していくようにストロークできます。 【ツルさん】高...
2016/04/07新製品レポート

「ピン史上でもっとも深・低重心」ピン G ハイブリッド

【ミーやん】今回は、Gシリーズのユーティリティを試打しますよー。こちらの新モデルは、フェース素材が高強度のカーペンター455スチールに変更されて、重心位置が5%深く、33%低くなったとか。ピン史上でもっとも深・低重心のユーティリティだそうです。 【ツルさん】ユーティリティにも、ヘッドの空気抵抗を減らすタービュレーターというクラウン形状が採用されました。ユーティリティでのヘッドスピードを考えると、ほとんど空力の効果はないと思います(笑)。でも、タービュレーターはヘッドを目標後方にセットするときのガイドラインになってくれますよね。フェース面のスコアラインも打点位置の色が変えられていて、2つの効果で...