2013/04/15中井学のフラれるゴルフ

Lesson.8 現代のクラブに合ったボールポジション

今は左足カカト線上ではありません! 正しい体の回転に従って、腕がフラれるスイングができたなら、あとは振れば勝手に当たるポジションにボールをセットするだけです。まずは、ドライバーのボールポジションについてお話しいたしましょう。 「ドライバーは左足カカト線上」と何の疑いもなくセットしている方も多いと思います。しかし、これではクラブは進化しているのに、アドレスはパーシモン時代のままという状態ですよ。長尺化した現代のクラブで、カカト線上にボールを置いてしまうと、どうなるのでしょうか・・・? 球を擦ることが多くなり体が突っ込んできます シャフトが長尺化したことで、かつてよりもスタンスが広くなったにも...
2013/04/08中井学のフラれるゴルフ

Lesson.7 骨盤を回すための前傾姿勢

骨盤を旋回できていますか? いよいよ、中井の「フラれるゴルフ」の一つの極意ともいえる、骨盤の旋回について詳説していきます!骨盤を正しく旋回することが起点となって、腰椎、胸椎など上体の各骨格が回転し…
2013/04/01中井学のフラれるゴルフ

Lesson.6 スイング軸は意識しない!

中井流のレッスンで、スイングにおいてもっとも重要なのは、軸ではなく、この骨盤の旋回なのです。 まずは、下半身をキープして、できるだけ骨盤を旋回させると、だいたい45度回ります。次に、腰椎10度、胸椎
2013/03/25中井学のフラれるゴルフ

Lesson.5 フラれるためのグリップ・プレッシャー

的に力みを生じるし、ガチガチに強く握っていれば、腕で積極的に振ってしまいます。ですから、緩まず力まず、ちょうど良い力加減で握ることがとても肝心です。 中井流では、マックスの力とゆるゆるの脱力状態との
2013/03/18中井学のフラれるゴルフ

Lesson.4 スクエアグリップを身につけよう!

腕が振られるためのグリップ 腕は一切何もせず、スイング中、腕はただただ受動的に体の回転に振られるだけ。そのようなスイングを目指すと、グリップのあるべき形が見えてきます。一度グリップを決めたら、腕の積極的な動きは一切考えず、後は体の回転に振られるだけ。何もしなくても勝手に腕が動いてくれる…。そんなグリップが理想です。 グリップはクラブとの唯一の接点です。不自然な握り方をすれば、腕はスイング中に体本来の自然な動きに従おうとして、余計な動きをしてしまいます。では、自然なグリップとは一体どのようなものなのでしょうか? 脱力した状態を自分のグリップの基準に! まず自然な左グリップから考えていきましょ...
2013/03/11中井学のフラれるゴルフ

Lesson.3 クラブは上げて下ろすだけ!?

クラブは上げて下ろすだけ!? 「スイングなんて何も考えずにクラブを上げて下ろすだけだよ」などと言う、上級者の方も多いと思います。しかし、この言葉は大きな誤解を招きがち…。 中井流に言えば、「上げて
2013/03/04中井学のフラれるゴルフ

Lesson.2 プロのスイングを真似するな!

腕は振りません! 「振る」イメージを「振られる」イメージに大転換する第2回目。今回のテーマは、プロのスイングを真似するな!です。誤解のないように言えば、自分が見た印象のままを真似しようとしないこと! 特に、スイングの連続写真は、ものすごく誤解を招きやすいので要注意。こんな風にフォローだけを切り取って見ると、腕を積極的に振っているように見えてしまいますよね。では、腕を「振る」イメージがあると、スイングはどんな風に乱れてしまうのでしょうか? 腕で振るほど腕が戻らなくなる 腕を「振る」ほど、インパクトでクラブが戻らなくなります。まず、テークバックでは体の回転を伴わず、腕だけでクラブを上げてしまい...
2013/02/25中井学のフラれるゴルフ

Lesson.1 ドライバーで転がそう!

「上げる」から「転がす」へ これから全10回に渡ってお届けするレッスンの、最終目標とするテーマは、「振る」から「振られる」へとスイングのイメージを大転換すること。ゴルフスイングを難しいものにしてしまう最大の原因は、「振る」という能動的なイメージに囚われてしまうからです。これを「振られる」という受動的なイメージに変えていくことで、ゴルフスイングは驚くほどシンプルになっていくものなのです。 初心者の方は「振る」という誤ったイメージに陥らないように。ゴルフ歴の長い方は、これまでの悪いイメージを払拭し、スイングのイメージを大きく転換できるように。あらゆるレベルの方に通じる意識改革を行っていきましょう!...
2010/06/03中井学のゴルフマネジメント

第6話 ゴルフはミスを楽しむゲーム

最悪のミスを想定して絶対に避ける よくゴルフはミスのゲームだといわれますが、もう少しポジティブな言い方をすれば、「ミスを楽しむゲーム」だと言えます。ミスを楽しむというと、ミスしても何しても万事OKみたいに聞えるかもしれませんが、そうではありませんよ。 最悪のミスを想定し、まず、そこを絶対に避けるところからはじめて、そこから最高の結果までの幅の中で、ショットのマネジメントを考えるのです。そういう幅を持って考えると、プレッシャーも軽減されますよね。 一か八かなんてことは、まずしません。納得はできないけど、大ケガだけは避けられたところで三。まあまあ納得できるところで七。一か八かでなく、三から七、みた...
2010/05/20中井学のゴルフマネジメント

第5話 距離感を高める"足し算"の発想

フルショットでバランスを保つのは難しい 練習場でアベレージゴルファーを見ていると、少し憂いを感じてしまいます。どんなクラブでもマン振り。最初から最後までMAXという、フルショットの練習ばかりしている人が多いからです。 渾身のハードヒットで、日頃のストレス発散にはなるかも知れませんが、ターゲットに対して自分の距離感を合わせ、そこにボールを運んでいくという、ゴルフでもっとも肝心な意識が薄れているようです・・・。 3次元ゴルフ第3話「バランスで考えるショットメーキング」を振り返ってみてください。コースでは、前後左右のさまざまな傾斜があり、フルショットではバランスを崩す場面が非常に多いものです。MAX...
2010/05/06中井学のゴルフマネジメント

第4話 アプローチはイメージ力

上げるの?転がすの?どっちなの?? アプローチの場面で、よくこんな人を見かけます。大きなテークバックをとるから、ボールを上げようとしているのかと思いきや、インパクトで急に手を止めしまう人。逆に、コンパクトなテークバックで、低く転がしていくのかと思いきや、大きくすくい上げるようなフォロー・・・。上げたかったの?転がしたかったの?どっちなの?一体、どんなイメージがあったのでしょうか? アプローチは3次元ゴルフの中でも、もっともイメージを膨らませる甲斐があるところ。自分が放ったショットの結果を、すぐ間近で観察できるわけですからね。こんな風にボールを運びたい、こんな感じでピンに近づけたいという、自分な...
2010/04/22中井学のゴルフマネジメント

第3話 バランスで考えるショットメーキング

バランスに神経が行き届いていますか? 残り距離の確認よし!番手のチョイスよし!さあ、いよいよショットです・・・。でも、ちょっと待ってください。アドレスのバランスはどうですか?漫然と構えていませんか?いつもバランスに神経が行き届いているでしょうか・・・? 練習場ではほぼ水平な平面上からショットできます。しかし当然、前後左右、さまざまな傾斜があるコース上では、3次元的な要素が常に絡んできます。それによって生じるリスクを想定しなければいけませんよね。 ゴルフはミスのゲーム。ミスを想定し、それを回避する策をアレコレと巡らせるゲームです。そして、自分なりのマネジメントをとことん楽しむゲームなのです。ああ...
2010/04/10中井学のゴルフマネジメント

第2話 まっすぐ狙うのがゴルフじゃない

鳥かごのゴルフと3次元ゴルフ 「コースではまっすぐ狙ってはいけません」。こう言われたら「えっ?」と戸惑うかも知れません。確かに、ゴルフはターゲットを狙うスポーツです。いかなるショットもターゲットを想定し、そこに運ぶ意識が肝心ですが、だからといって、いつもターゲットに対してまっすぐに立って、まっすぐに狙えば良いということではありません。 打ちっ放しの鳥かごの中では、ターゲットに対してまっすぐ構えて、まっすぐ狙えば、そこそこ思い通りにボールを運べるかもしれません。しかし、コースは水平な練習場とは違います。前後左右の傾斜ライや、第1話でお話ししたコースの罠があり、まっすぐ狙うことでリスクが高まること...
2010/03/25中井学のゴルフマネジメント

第1話 コースの罠を楽しもう!

密着アドバイスで100前後から突然70台へ!? 100前後の腕前だった人に、70台のスコアを初体験させてあげたことがあります。毎ショットごとのクラブ選択、ライの状況に応じたセットアップや打ち方や振り幅、絶対避けるべき所や安全なルート。こんな手取り足取りのラウンド密着アドバイスによって、夢の70台達成です! でも、自分はショットが不安定だし、マネジメントなんてまだまだ先だと考えていませんか。それは違います。マネジメントの意識が技術を高めるベースなんです。70台初体験者の例があるように、マネジメントが今のあなたのゴルフを劇的に高めてくれるはずです。 マネジメントによって、コースを回る楽しみもグッと...
2009/10/28上達ヒントの宝箱

1mのアプローチで距離感をつかむ

1mのアプローチで距離感をつかむ 1mを色々なクラブを使って打ち分ける練習法です。各番手で1mだけキャリーさせて、ショートゲームの距離感をつかむ練習方法です。まずはペットボトルを用意して、1m先のボールが落ちる付近の横に置いてください。 アドレス そしてアドレスを取るのですが、手を吊り気味に構えてください。 ヒールが浮いた状態 手を吊り気味に構えるということは、ソールのヒール側が浮いていることになります。こうするとヘッドが返らなくなるので、ボールの飛びを最小限に抑えることができます。 グリップ グリップの握り方は、パッティングと同じです。逆オーバーラッピングでも結構です。 振り子のように振る ...
2009/10/14上達ヒントの宝箱

練習場でパッティング

練習場でパッティング 今まで聞いたことがないと思いますが、パッティンググリーンではなく、打ちっぱなしの打席で行う、20~30ヤードの距離が長いパットの練習です。 特に長い距離のパットは、なかなか練習できません。しかもこの距離を打ち切るには、正確に芯に当てることが2パットで収めるためには必要です。練習場で強くパッティングして、正しく芯に当てる感覚を身につけてください。 テークバック 振り方に特別な方法はありません。普段どおり、その距離を打つ感覚で振り上げてください。この時、打ち方を気にしてはいけません。 強くパッティング! そしてなるべく強く、30ヤードくらいパットするイメージで振りぬいてくださ...
2009/09/30上達ヒントの宝箱

ワイドスタンスで体重移動アプローチ

ワイドスタンスで体重移動アプローチ アプローチのセオリーは「下半身を固定して腕を使う」イメージが強いですが、アプローチこそ体重移動が必要です。むしろ、そうする事で距離感も磨くことができる、という方法を伝授します。 悪い例 これはセオリーと思われる「下半身を止めて、手の動きが強い」アプローチの形です。間違いではないですが、複雑な動きになるので練習量が必要になります。ここではこの方法はひとまず置いておきましょう。 ワイドスタンス いつもよりも広くスタンスを取ってください。 左右とも一足分ずつ広げる スタンス幅は、肩幅よりも左右一足分ずつ広くスタンスを取ります。 グリップ 体の正面でグリップし、肘に...
2009/09/16上達ヒントの宝箱

歩きながら打ってスイングリズムをつかむ

歩きながら打ってスイングリズムをつかむ 歩きながら打ってスイングリズムをつかむ練習法です。形ばかり気にして、自分のリズムを失っている人を多くみかけます。リズムが形を作る、と言っても過言ではありません。簡単にできる方法を紹介します。 悪い例 これはスイングの形を気にしている悪い例です。「トップの位置がどこに収まっているのか?」「手の形はどうなっているのか?」・・・理由なく形を気にしても上達にはつながりません。 ボールから2~3歩下がってアドレス 最初の手順ですが、まずは通常のアドレスから2~3歩ほど後ろ側に下がってください。 アドレスする そして通常のアドレスを取ります。 右足を踏み出す テーク...
2009/08/19上達ヒントの宝箱

バランスボールで正しいバックスイングを体感

バランスボールで正しいバックスイングを体感 バランスボールを使ったドリルをご紹介します。「ボールに座ってスイング」や、「フォロースルー方向に投げる」といってものは過去にもありましたが、今回は「バックスイング方向に投げる」ドリルです。 目標方向とは真逆に構える いつもとは逆、つまり飛球線後方をネットや頑丈なカベとして、構えてください。 真後ろに投げます そして飛球線後方に目印をつけ、それに向かってテークバックで投げる動作をします。 反動をつけてから投げる 投げる際には、下半身でリズムを取りながら反動をつけるのがコツです。 体重移動も身につきます これには正しい体重移動が身につくという効果もありま...
2009/08/05上達ヒントの宝箱

正しいグリッププレッシャーでヘッドスピードUP

正しいグリッププレッシャーでヘッドスピードUP ヘッドスピードが上がるグリップ感覚についてお話しましょう。やることは至って簡単で、インパクトの際に右手グリップを離す練習をする、という事です。 悪い例【1】 ヘッドスピードを上げるためには、上手に脱力することが肝心です。アドレスの時点で既に体をガチガチにしている方いませんか? 悪い例【2】 アドレスですでに体を硬くしていると、良いリズムでスイングするのが難しくなります。良いリズムで振れないということは、動きに無駄が生じるので、正しいインパクトを迎えることができません。 悪い例【3】 上手く脱力できていない証拠に、右足が前に出てバランス良くフォロー...