2013/03/18中井学のフラれるゴルフ

Lesson.4 スクエアグリップを身につけよう!

腕が振られるためのグリップ 腕は一切何もせず、スイング中、腕はただただ受動的に体の回転に振られるだけ。そのようなスイングを目指すと、グリップのあるべき形が見えてきます。一度グリップを決めたら、腕の積極的な動きは一切考えず、後は体の回転に振られるだけ。何もしなくても勝手に腕が動いてくれる…。そんなグリップが理想です。 グリップはクラブとの唯一の接点です。不自然な握り方をすれば、腕はスイング中に体本来の自然な動きに従おうとして、余計な動きをしてしまいます。では、自然なグリップとは一体どのようなものなのでしょうか? 脱力した状態を自分のグリップの基準に! まず自然な左グリップから考えていきましょ...
2013/03/11中井学のフラれるゴルフ

Lesson.3 クラブは上げて下ろすだけ!?

クラブは上げて下ろすだけ!? 「スイングなんて何も考えずにクラブを上げて下ろすだけだよ」などと言う、上級者の方も多いと思います。しかし、この言葉は大きな誤解を招きがち…。 中井流に言えば、「上げて
2013/03/04中井学のフラれるゴルフ

Lesson.2 プロのスイングを真似するな!

腕は振りません! 「振る」イメージを「振られる」イメージに大転換する第2回目。今回のテーマは、プロのスイングを真似するな!です。誤解のないように言えば、自分が見た印象のままを真似しようとしないこと! 特に、スイングの連続写真は、ものすごく誤解を招きやすいので要注意。こんな風にフォローだけを切り取って見ると、腕を積極的に振っているように見えてしまいますよね。では、腕を「振る」イメージがあると、スイングはどんな風に乱れてしまうのでしょうか? 腕で振るほど腕が戻らなくなる 腕を「振る」ほど、インパクトでクラブが戻らなくなります。まず、テークバックでは体の回転を伴わず、腕だけでクラブを上げてしまい...
2013/02/25中井学のフラれるゴルフ

Lesson.1 ドライバーで転がそう!

「上げる」から「転がす」へ これから全10回に渡ってお届けするレッスンの、最終目標とするテーマは、「振る」から「振られる」へとスイングのイメージを大転換すること。ゴルフスイングを難しいものにしてしまう最大の原因は、「振る」という能動的なイメージに囚われてしまうからです。これを「振られる」という受動的なイメージに変えていくことで、ゴルフスイングは驚くほどシンプルになっていくものなのです。 初心者の方は「振る」という誤ったイメージに陥らないように。ゴルフ歴の長い方は、これまでの悪いイメージを払拭し、スイングのイメージを大きく転換できるように。あらゆるレベルの方に通じる意識改革を行っていきましょう!...
2012/06/11ウェグマンズLPGA選手権

中井学のウェグマンズLPGA選手権レポート/最終日

最後の最後まで盛り上がった4日間でした。アメリカツアーは世界ツアーとしての自負があり、多くの国の選手を受け入れて大会を盛り上げていくことが本当に上手く、その一角を日本人選手がトップランクのプレーヤーとして担っていることを誇りに思います。 優勝したフォン・シャンシャン選手は世界レベルで物事を考え、常に「61」、「62」といったビッグスコアを出そうという感覚を常にとがらせていました。美香選手は2打差の2位に終わりましたが、それ以上の差を感じているところもあります。もちろん勝つ可能性は十分にありましたし、その力も見せられたはず。けれど最後はフォン選手と差は、自分をどれだけ信じられるか、というところに...
2012/06/10ウェグマンズLPGA選手権

中井学のウェグマンズLPGA選手権レポート/3日目

メジャー第2戦もいよいよ3日目を終え、最終日を迎えます。やはりタフなセッティングの中では、実力のある選手たちが上位に名を連ねてきました。この日は雨の影響でプリファードライの特別ルールが適用され、やはりショット精度の高いプレーヤーが優勝争いの場に出てきました。 宮里美香選手はスコアを1つ落としましたが、イーブンパーで上出来だと考えていました。同組の2人、ジ・ウンヒ選手とポーラ・クリーマー選手のショットが切れていたため、ひとりバタバタしてしまったという感じもありましたが、その中でよく我慢しました。本当ならもっと落としてもおかしくない内容だったことは本人も認めています。シビアなパーパットも多かったで...
2012/06/09ウェグマンズLPGA選手権

中井学のウェグマンズLPGA選手権レポート/2日目

2日目は午前中の早い時間に、特に強い風がコースを吹き荒れました。風向きも非常に読みづらく、タフなコンディション。その中で宮里美香選手が素晴らしいプレーを見せてくれました。 安定していたのはドライバーショット。他の選手に比べてセカンドショットをフェアウェイから打てる状況が多かったことで、良い流れを維持しました。13番のチップインバーディはこちら米国のテレビ放送でも何度も流れる、大会2日目のハイライトと言えます。 初日よりピンポジションも厳しい中、スピンコントロールもまずまず。縦の距離感が少しばらついているように見えましたが、それでもイーブンパーでラウンドできたことに価値があります。スピンが効いた...
2012/06/08ウェグマンズLPGA選手権

中井学のウェグマンズLPGA選手権レポート/初日

宮里藍、そして宮里美香の2人が4位タイと非常に良いプレーを見せて好スタートを切りました。特に藍選手はノーボギー。ラウンド後のインタビューでも表情はしっかりしていましたし、満足度も高いと思います。 今日はある意味で「調子が良すぎた」とのこと。体が動きすぎていたという点を早い段階で把握し、キャディにも伝え、徐々にアジャストしていきました。体調面、精神面でも充実しており、樋口久子氏以来のメジャー優勝(1977年の全米女子プロ)も期待できるでしょう。注目されていない、いわゆる無名の選手たちが初日、2日目に上位に顔を出すことは多々ありますが、藍選手は世界ランキング4位、優勝候補の本命の一人です。現地のギ...
2010/06/03中井学のゴルフマネジメント

第6話 ゴルフはミスを楽しむゲーム

最悪のミスを想定して絶対に避ける よくゴルフはミスのゲームだといわれますが、もう少しポジティブな言い方をすれば、「ミスを楽しむゲーム」だと言えます。ミスを楽しむというと、ミスしても何しても万事OKみたいに聞えるかもしれませんが、そうではありませんよ。 最悪のミスを想定し、まず、そこを絶対に避けるところからはじめて、そこから最高の結果までの幅の中で、ショットのマネジメントを考えるのです。そういう幅を持って考えると、プレッシャーも軽減されますよね。 一か八かなんてことは、まずしません。納得はできないけど、大ケガだけは避けられたところで三。まあまあ納得できるところで七。一か八かでなく、三から七、みた...
2010/06/01ギアニュース

体もすっきり、ゴルフも上達

5750円/月)の基本サービスは、シミュレーションゴルフ60分×4回、ボディメトリクス30分×4回にワンポイントレッスンもつくもの。プロコーチの全明伸氏と中井氏のプライベートレッスンも随時実施している
2010/05/20中井学のゴルフマネジメント

第5話 距離感を高める"足し算"の発想

フルショットでバランスを保つのは難しい 練習場でアベレージゴルファーを見ていると、少し憂いを感じてしまいます。どんなクラブでもマン振り。最初から最後までMAXという、フルショットの練習ばかりしている人が多いからです。 渾身のハードヒットで、日頃のストレス発散にはなるかも知れませんが、ターゲットに対して自分の距離感を合わせ、そこにボールを運んでいくという、ゴルフでもっとも肝心な意識が薄れているようです・・・。 3次元ゴルフ第3話「バランスで考えるショットメーキング」を振り返ってみてください。コースでは、前後左右のさまざまな傾斜があり、フルショットではバランスを崩す場面が非常に多いものです。MAX...
2010/05/06中井学のゴルフマネジメント

第4話 アプローチはイメージ力

上げるの?転がすの?どっちなの?? アプローチの場面で、よくこんな人を見かけます。大きなテークバックをとるから、ボールを上げようとしているのかと思いきや、インパクトで急に手を止めしまう人。逆に、コンパクトなテークバックで、低く転がしていくのかと思いきや、大きくすくい上げるようなフォロー・・・。上げたかったの?転がしたかったの?どっちなの?一体、どんなイメージがあったのでしょうか? アプローチは3次元ゴルフの中でも、もっともイメージを膨らませる甲斐があるところ。自分が放ったショットの結果を、すぐ間近で観察できるわけですからね。こんな風にボールを運びたい、こんな感じでピンに近づけたいという、自分な...
2010/04/22中井学のゴルフマネジメント

第3話 バランスで考えるショットメーキング

バランスに神経が行き届いていますか? 残り距離の確認よし!番手のチョイスよし!さあ、いよいよショットです・・・。でも、ちょっと待ってください。アドレスのバランスはどうですか?漫然と構えていませんか?いつもバランスに神経が行き届いているでしょうか・・・? 練習場ではほぼ水平な平面上からショットできます。しかし当然、前後左右、さまざまな傾斜があるコース上では、3次元的な要素が常に絡んできます。それによって生じるリスクを想定しなければいけませんよね。 ゴルフはミスのゲーム。ミスを想定し、それを回避する策をアレコレと巡らせるゲームです。そして、自分なりのマネジメントをとことん楽しむゲームなのです。ああ...
2010/04/10中井学のゴルフマネジメント

第2話 まっすぐ狙うのがゴルフじゃない

鳥かごのゴルフと3次元ゴルフ 「コースではまっすぐ狙ってはいけません」。こう言われたら「えっ?」と戸惑うかも知れません。確かに、ゴルフはターゲットを狙うスポーツです。いかなるショットもターゲットを想定し、そこに運ぶ意識が肝心ですが、だからといって、いつもターゲットに対してまっすぐに立って、まっすぐに狙えば良いということではありません。 打ちっ放しの鳥かごの中では、ターゲットに対してまっすぐ構えて、まっすぐ狙えば、そこそこ思い通りにボールを運べるかもしれません。しかし、コースは水平な練習場とは違います。前後左右の傾斜ライや、第1話でお話ししたコースの罠があり、まっすぐ狙うことでリスクが高まること...
2010/03/25中井学のゴルフマネジメント

第1話 コースの罠を楽しもう!

密着アドバイスで100前後から突然70台へ!? 100前後の腕前だった人に、70台のスコアを初体験させてあげたことがあります。毎ショットごとのクラブ選択、ライの状況に応じたセットアップや打ち方や振り幅、絶対避けるべき所や安全なルート。こんな手取り足取りのラウンド密着アドバイスによって、夢の70台達成です! でも、自分はショットが不安定だし、マネジメントなんてまだまだ先だと考えていませんか。それは違います。マネジメントの意識が技術を高めるベースなんです。70台初体験者の例があるように、マネジメントが今のあなたのゴルフを劇的に高めてくれるはずです。 マネジメントによって、コースを回る楽しみもグッと...
2009/10/28上達ヒントの宝箱

1mのアプローチで距離感をつかむ

1mのアプローチで距離感をつかむ 1mを色々なクラブを使って打ち分ける練習法です。各番手で1mだけキャリーさせて、ショートゲームの距離感をつかむ練習方法です。まずはペットボトルを用意して、1m先のボールが落ちる付近の横に置いてください。 アドレス そしてアドレスを取るのですが、手を吊り気味に構えてください。 ヒールが浮いた状態 手を吊り気味に構えるということは、ソールのヒール側が浮いていることになります。こうするとヘッドが返らなくなるので、ボールの飛びを最小限に抑えることができます。 グリップ グリップの握り方は、パッティングと同じです。逆オーバーラッピングでも結構です。 振り子のように振る ...
2009/10/14上達ヒントの宝箱

練習場でパッティング

練習場でパッティング 今まで聞いたことがないと思いますが、パッティンググリーンではなく、打ちっぱなしの打席で行う、20~30ヤードの距離が長いパットの練習です。 特に長い距離のパットは、なかなか練習できません。しかもこの距離を打ち切るには、正確に芯に当てることが2パットで収めるためには必要です。練習場で強くパッティングして、正しく芯に当てる感覚を身につけてください。 テークバック 振り方に特別な方法はありません。普段どおり、その距離を打つ感覚で振り上げてください。この時、打ち方を気にしてはいけません。 強くパッティング! そしてなるべく強く、30ヤードくらいパットするイメージで振りぬいてくださ...
2009/09/30上達ヒントの宝箱

ワイドスタンスで体重移動アプローチ

ワイドスタンスで体重移動アプローチ アプローチのセオリーは「下半身を固定して腕を使う」イメージが強いですが、アプローチこそ体重移動が必要です。むしろ、そうする事で距離感も磨くことができる、という方法を伝授します。 悪い例 これはセオリーと思われる「下半身を止めて、手の動きが強い」アプローチの形です。間違いではないですが、複雑な動きになるので練習量が必要になります。ここではこの方法はひとまず置いておきましょう。 ワイドスタンス いつもよりも広くスタンスを取ってください。 左右とも一足分ずつ広げる スタンス幅は、肩幅よりも左右一足分ずつ広くスタンスを取ります。 グリップ 体の正面でグリップし、肘に...
2009/09/16上達ヒントの宝箱

歩きながら打ってスイングリズムをつかむ

歩きながら打ってスイングリズムをつかむ 歩きながら打ってスイングリズムをつかむ練習法です。形ばかり気にして、自分のリズムを失っている人を多くみかけます。リズムが形を作る、と言っても過言ではありません。簡単にできる方法を紹介します。 悪い例 これはスイングの形を気にしている悪い例です。「トップの位置がどこに収まっているのか?」「手の形はどうなっているのか?」・・・理由なく形を気にしても上達にはつながりません。 ボールから2~3歩下がってアドレス 最初の手順ですが、まずは通常のアドレスから2~3歩ほど後ろ側に下がってください。 アドレスする そして通常のアドレスを取ります。 右足を踏み出す テーク...
2009/08/19上達ヒントの宝箱

バランスボールで正しいバックスイングを体感

バランスボールで正しいバックスイングを体感 バランスボールを使ったドリルをご紹介します。「ボールに座ってスイング」や、「フォロースルー方向に投げる」といってものは過去にもありましたが、今回は「バックスイング方向に投げる」ドリルです。 目標方向とは真逆に構える いつもとは逆、つまり飛球線後方をネットや頑丈なカベとして、構えてください。 真後ろに投げます そして飛球線後方に目印をつけ、それに向かってテークバックで投げる動作をします。 反動をつけてから投げる 投げる際には、下半身でリズムを取りながら反動をつけるのがコツです。 体重移動も身につきます これには正しい体重移動が身につくという効果もありま...