Golf World(2013年2月18日号)texted by Ron Sirak
LPGA(米国女子ツアー)も発足から64年目を迎え、コミッショナーのマイク・ウォンにGolf Worldのロン・シラク編集長がインタビュー。ツアー拡大、資格年齢、テレビ放映権料収入といったツアーについて回る問題ついて話を聞いた。
―2010年と比べて、今日のLPGAはどう変わったと思いますか?
「『飛躍』という言葉が思い浮かびますね。以前ならセールス面でのプレゼンをした際、相手方から『本当に大丈夫ですか?』という反応が見られたのですが、ここ1年半くらいは違った反応が返ってくるようになったと言えます。先日も『良...
Golf World (2012年6月11日号) texted by Goeff Shackelford
バッバ・ワトソンが今年のマスターズプレーオフで見せたリカバリーショット、そしてピンクのドライバーは、大会が終わったいまも印象に強く残っている。プレーオフ2ホール目、ウェッジでのフックショットに最上級の賛辞が送られた中、ワトソンはバックナインで誰よりも距離を稼ぎ、ティショットの大半を真っ直ぐ飛ばした選手だった。
ロリー・マキロイは、飛距離とショットの正確性というコンビネーションを駆使し、特にパー5でアドバンテージを奪い、昨年の全米オープンで記録的な優勝を飾った。ソフトなフェアウェイ、程よいラ...
Golf World(2012年5月28日号) texted by E.Michael Johnson
ブランド・スネデカーのクラブは、欧州ツアー「ボルボワールドマッチプレー選手権」が開催されたスペインに予定通り到着せず、スネデカーは急遽、試合前に10本のクラブを用意した。遠征の多いプロには“プランB”が必要とされるのだろう。
スネデカーは、スペインに到着した飛行機から降りると、自分にとって重要な荷物が見当たらないことに気がついた。そう、プロゴルファーにとって欠かすことの出来ないクラブが紛失したのだ。初日にトーマス・ビヨーンと対戦した彼の姿は、試合当日なかなか確認されなかった。何故なら、その場...
Golf Digest(2012年4月号) texted by GUY YOCOM
多くの人が、ハイライトの中から、もっとも思い出に残るマスターズの瞬間を選んで覚えている。歴史的なバックナインでのチャージや、自滅、劇的なショットの数々。18番グリーンでの喝采…。そんな中から、お気に入りが浮かび上がってくるのだ。
一方、選手たちにとっては、経験というパレットは、より心地よく、またさまざまであり、しばしば競技以外の場所で起こるものである。パー3コンテストも、チャンピオンズディナーも、名誉スターターのセレモニーもユニークな練習ラウンドも、これらはマスターズだけのものであり、そのことが、特別な思い出を...
Golf World(2011年11月7日号)texted by Tim Rosaforte
ノースカロライナのローリーで生まれ、キリスト教徒であり大のゴルフ愛好者だった両親に育てられたシンプソンは、スコット・ホークと同じ高校に進学し、熱心な聖書教育を受けて育った。父親譲りのプレッピースタイルを今も継承し、常に女性に優しくすることを叩き込まれてきたという。「父が常に母を優先している姿を見て育ってきた。だから常々、母親には敬意を表するような子供だった」。
大学1年の時、チームメートだったバック・ウィアンは、当時からシンプソンは不思議な魅力を持つジェントルマンで、周囲の人間から一目置かれる存在だっ...