2013/07/21全英オープン

L.ウェストウッドがメジャー初制覇に王手 T.ウッズ2打差 松山英樹は11位浮上

◇海外メジャー◇全英オープン 3日目◇ミュアフィールド(スコットランド)◇7192ヤード(パー71) 目まぐるしく順位が入れ替わるムービングデーの名にふさわしい展開となった土曜日。2アンダーの2位タイから出たリー・ウェストウッド(イングランド)がスコアを1つ伸ばし、通算3アンダー。単独首位に立ち、悲願のメジャー初制覇に王手をかけた。 タイガー・ウッズは2バーディ、3ボギーの「72」で通算1アンダー。ハンター・メイハンと並び、首位に2打差の2位タイから最終日を戦う。マスターズ王者のアダム・スコット(オーストラリア)が、イーブンパーの4位につけた。 そして決勝ラウンドに進出した日本勢、松山英樹は2...
2013/07/20PGAコラム

リー・ウェストウッド、「スコア『68』はボーナスのようなもの」

英国人リー・ウェストウッドは家へ戻ることを想定していた。自宅のカウチに身体を投げ出して、「ジ・アッシズ」を観戦するだろうと。(「ジ・アッシズ」とは、イングランド代表とオーストラリア代表の間で行われるクリケットのテストマッチシリーズ。1882年から2年おきに開催されている) ところがだ。2日目のウェストウッドは、ミュアフィールドで午前中のティタイムというアドバンテージを最大限に活用するスコア「68」をマーク。ウェストウッドはあるいはBBCの「全英オープン」レポートをチェックして、“(ミュアフィールドで)苦戦する選手たち”といった特集をも見たい衝動に駆られたかもしれない。 ウェストウッドは、午後に...
2013/04/11ギアニュース

ナイキの新ウェッジは3種類のソール形状!

ナイキゴルフは4月19日より、ツアーで人気の3ソール形状を採用したウェッジの新製品『ナイキ VR フォージド ウェッジ』の販売を開始する。 ソール形状の違いにより、3種類のウェッジをラインアップする。 1つ目はどんなライからも使える万能なモデルの『スタンダードソール』。こちらはタイガー・ウッズも使用している形状となる。『デュアル ナロー ソール』は、全米ツアーに参戦のプロが好んで使用する形状で、狭いソールとハイバウンス、安定感のあるヒールによってスクエアに構えてもフェイスを開いてもボールの下を確実に捉えることができるという。最後の形状は『デュアル ワイド ソール』で、ローバウンスのより広くなっ...
2013/02/25WORLD

【WORLD】ドーピング裁定 ツアーがV.シンに罰則を下すかは不明確

Golf World(2013年2月18日号)texted by Bill Fields 薬物とアスリートは、リンクはできても、どのスポーツでどんな薬物が使用されているかを線引きすることなどできない。日々の暮らしや名声がかかっていると、物事において冷静さを取り戻すには時間がかかるものだ。好む、好まざるにかかわらず、迅速に解決されることなど稀なのである。 この事実は、「AT&Tぺブルビーチ・ナショナルプロアマ」でも実証された。PGAツアーのアンチ・ドーピング・ポリシーで禁止されている薬物が含まれた物質を使用していたことを認めたビジェイ・シンは、大会そのものでは注目されなかった(優勝したブラント・...
2012/09/27WORLD

【WORLD】ライダーカップ史上最も名高いショットは、実際には打たれたものではない

Golf World(2012年9月17日号) 1969年9月。ある土曜日の夕方。ロイヤルバークデールで、ジャック・ニクラスは18番ホールのカップからボールを取り出すと、トニー・ジャクリンのマーカーに手を伸ばし、それをつまみ上げた。この行為は、アメリカ代表がイギリス代表と同点で終わることを確定するものだった。これが「ライダーカップ」史上初めての引き分けだ。 ニクラスはジャクリンと握手すると、その肩に腕を回した。「君はあのパットを外さなかったと思う」。ニクラスはジャクリンに言った。「だが、あの状況の中でパットするチャンスはあげないよ」。 この振る舞いは、のちに「ザ・コンセッション」と呼ばれる、ゴ...
2012/04/23WORLD

【WORLD】クリーマーがスランプに陥った最大の理由とは

Golf World 2012年3月26日号 voices texted by Ron Sirak 18歳でツアーデビューを果たしたポーラ・クリーマーが、LPGAのイベント、ここ63大会で1勝という結果に終わってしまっている。上記の1勝とは、混戦となった2010年の「全米女子オープン」。しかも史上最も難易度の高いコースとされるオークモントで開催された大会での優勝だ。 クリーマーの実力のために記しておくが、キャリア8勝目となった2008年10月に開催されたサムスン世界選手権(その年の4勝目)以降、彼女は実に26度もトップ10入りを果たしている。だからこそ不振に喘いでいるとはいえ、巷では「何故ポー...
2004/09/18米国男子

団結力の差!? 初日は欧州チームが圧勝!

第35回「ライダーカップ」が、ミシガン州のブルームフィールドヒルズにあるオークランドヒルズカントリークラブで開幕した。注目されたのは第1マッチに出場する米国チームのエース、タイガー・ウッズとフィル・ミケルソン組。世界ナンバー2と4が組んだスペシャルチームがどのような戦い方をするか、というよりもどんな勝ち方をするのかが注目された。 しかし、そのスペシャルチームは初日行われたフォアボール、フォアサムの2試合ともに敗れてしまった。午前中に行われたフォアボールでは、欧州チームのエース格コリン・モンゴメリー、パドレイグ・ハリントン組と対戦。1番ホールでリードを許すと、終盤16番ホールで1つ取り返したが、...
2010/06/15全米オープン

タイガーは?石川遼など日本勢6人は?どんなプレーを見せるか

米国男子ツアー第24戦「全米オープン」が、6月17日(木)から20日(日)までの4日間、カリフォルニア州にあるペブルビーチGLで開催される。 昨年は最終日までに、72ホールを消化しきれなかったため、競技は翌日に設けられた予備日に突入。最終的には、通算7アンダーの暫定首位タイからスタートしたルーカス・グローバーが、そのまま逃げ切り、通算4アンダーで初のメジャータイトルを手にしている。 今年注目したいのは、やはり日本の石川遼。これまで本場のメジャーでは、苦い経験をしてきた石川だが、今回どんな戦いを見せるのか? ほかにもタイガー・ウッズをはじめ、現在、賞金ランキングトップのアーニー・エルス(南アフ...
2006/08/15全米プロゴルフ選手権

P.ミケルソンの連覇なるか!?日本からは丸山茂樹と谷原秀人が参戦

米国男子ツアー第33戦「全米プロゴルフ選手権」が、8月17日(木)から20日(日)までの4日間、イリノイ州にあるメダイナカントリークラブで開催される。今年で88回目を迎え、4大メジャーの今季最終戦となる大会で勝利を掴むのは果たして!? 昨年は悪天候の影響もあり、勝負が現地時間の月曜日へ持ち越された。そんな中で、フィル・ミケルソンが17番終了時点でスティーブ・エルキントン(オーストラリア)、トーマス・ビヨーン(デンマーク)らと並び3アンダーでトップに並ぶ。この時ミケルソン以外のプレーヤーは既にホールアウトしており、勝負の行方は彼の18番でのプレーに委ねられていた。そんなプレッシャーのかかる状況下...
2007/07/17全英オープン

リンクスを舞台に今年はどんなドラマが生まれるのか! 日本勢への期待も高まる!

海外男子メジャー第3戦「全英オープン」が7月19日(木)から4日間、スコットランドにあるカーヌスティGCで開催される。今年も「全英」の代名詞とも言えるリンクスコースを舞台に、フェアウェイを包囲する深い茂みと予測不可能な風が、ドラマチックな展開を演出する。 昨年大会はティショットでドライバーを封印し、ロングアイアンで風に負けない正確な低弾道を打ち続けたタイガー・ウッズが同大会3度目の勝利。5月に亡くなった最愛の父・アール氏に捧げる涙の優勝劇だった。また、谷原秀人が一時はリーダーボードに名前が載るほどの健闘を見せ、最終的には首位と7打差の通算10アンダー、7位フィニッシュ。日本で観戦するファンを大...
2004/09/18欧州男子

団結力の差!? 初日は欧州チームが圧勝!

第35回「ライダーカップ」が、ミシガン州のブルームフィールドヒルズにあるオークランドヒルズカントリークラブで開幕した。注目されたのは第1マッチに出場する米国チームのエース、タイガー・ウッズとフィル・ミケルソン組。世界ナンバー2と4が組んだスペシャルチームがどのような戦い方をするか、というよりもどんな勝ち方をするのかが注目された。 しかし、そのスペシャルチームは初日行われたフォアボール、フォアサムの2試合ともに敗れてしまった。午前中に行われたフォアボールでは、欧州チームのエース格コリン・モンゴメリー、パドレイグ・ハリントン組と対戦。1番ホールでリードを許すと、終盤16番ホールで1つ取り返したが、...
2012/03/29WORLD

【WORLD】オーガスタのことならジャックに聞け。ニクラスの影響力

Golf Digest(2012年4月号) texted by NICK SEITZ ロリー・マキロイとチャール・シュワルツェルが、最近の教え子たち。オーガスタについてアドバイスが必要なら、ジャックに聞け-------。 この功績はわざわざ磨き上げる必要はない。ジャック・ニクラスは、マスターズの記録だけをとってみても、歴史を綴る本(そしてハイテクを駆使する継承者たち)に強大な影響を与えている。6度の優勝、最後の優勝は46歳、2位で終わること4度、トップ5には15度入った。そして、全45大会、合計163ラウンド、約1万2000ストロークをプレーした後での平均スコアはアンダーパーだ。これも氷山の...
2011/10/27WORLD

【WORLD】シーズン終盤に加熱するパター人気には、数多くのワケがある

Golf World(2011年10月24日号) GW bunker text by E.Micheal Johnson キーガン・ブラッドリーがベリーパター(中尺パター)を使ってPGAチャンピオンシップに優勝したのは、常軌を逸したことではない。今やツアー内でベリーパター使用者はそれ以降3倍となり、小売業者と消費者の需要に応えるため、メーカーはてんてこ舞いだ。 2002年、ボブ・トスキーはゴルフダイジェスト誌にこう話したことがある。「どこかにロングパターの類を使って練習する10歳の男の子がいるとしよう。この子が大人になった時、誰も見たことがないほどのパットの達人になるはずだ」。もちろん、もし見...
2012/06/08WORLD

【WORLD】シーズン2勝!J.ダフナーとワッグル

のプレショットルーティンによるスロープレーが話題となってからは、誰もワッグルをあまりしたくはなくなったようだ。 しかし、ダフナーは彼のヒーローであるホーガンを笑顔にしたことだろう。ランダムな頻度で
2004/09/14米国男子

意地と意地とのぶつかり合い!ライダーカップが始まる

第35回「ライダーカップ」が、9月17日(金)から19日(日)までの3日間、ミシガン州のブルームフィールドヒルズにあるオークランドヒルズカントリークラブ(7,077ヤード パー70)で開催される。ライダーカップは、米国と英国のプロたちの親睦を深めるフレンドリーマッチとして1927年に始まった歴史ある大会。当時はアメリカのプロゴルファーにとって、チームに選抜されることは全米オープン優勝に次いで名誉のあることとされた。 賞金の出ない大会ながら、国の威信と名誉をかけて戦う選手たちの真剣なプレーに圧倒されること間違いなし。ゴルフは個人競技のイメージが強いが、チーム戦を見ることで新たなゴルフの楽しさを発...
2010/04/06マスターズ

タイガーはどんなゴルフを見せるか!?片山、池田、石川の日本勢は・・・

海外男子ツアーの今季メジャー初戦「マスターズ」が、4月8日(木)から11日(日)までの4日間、ジョージア州アトランタのオーガスタナショナルゴルフクラブで開催される。ゴルフファン待望の祭典、マスターズの開催となるが、今年は少し意味合いの違う盛り上がり方もしている。 それは、王者タイガー・ウッズが5ヵ月ぶりにトーナメントに復帰を果たすからだ。怪我からの復活ではなく、プライベートで世間を騒がせ、ツアー出場を自粛していたタイガーが、復帰戦でどのようなゴルフを見せるかが注目されている。マスターズでは過去に4勝を果たしているが、2005年以来5度目のグリーンジャケットに袖を通すことになるのだろうか。 復...
2004/09/14欧州男子

意地と意地とのぶつかり合い!ライダーカップが始まる

第35回「ライダーカップ」が、9月17日(金)から19日(日)までの3日間、ミシガン州のブルームフィールドヒルズにあるオークランドヒルズカントリークラブ(7,077ヤード パー70)で開催される。ライダーカップは、米国と英国のプロたちの親睦を深めるフレンドリーマッチとして1927年に始まった歴史ある大会。当時はアメリカのプロゴルファーにとって、チームに選抜されることは全米オープン優勝に次いで名誉のあることとされた。 賞金の出ない大会ながら、国の威信と名誉をかけて戦う選手たちの真剣なプレーに圧倒されること間違いなし。ゴルフは個人競技のイメージが強いが、チーム戦を見ることで新たなゴルフの楽しさを発...
2013/12/27WORLD

タイガー・ルール トラブル撲滅への手段

US Golf Digest 2014年1月号 texted by Divid Fay タイガー・ウッズを取り巻くルールに関する話題は終わったかに思えた。しかし、ルールの識者からすれば、この論争が巻き起こった状況は歓迎すべきものだったのではないだろうか。なにせ今では、彼のおかげで以前より多くのゴルファーが、次のルールを理解するようになったからだ。 1.ローカルルールでは、埋まってしまったボールは、フェアウェイ近くの砂地で埋もれたボールとはみなされない(アブダビHSBC選手権より)。 2.辛うじて可能なことは、インチ単位の計測であり、ヤード単位ではない(マスターズより)。 3.ハザードの境界を超...
2013/03/01PGAコラム

ザ・ホンダクラシック 初日レビュー

昨年1、2フィニッシュの“ビッグ2”は静かなスタート 力強いスイングで、カミロ・ビジェガスは「ザ・ホンダクラシック」で安定したラウンドを見せた。ここ1年以上のラウンドで、彼は自身最高のスタートを切ったのだ。 強気のプレーで知られるブランデン・グレース(南アフリカ)は、難所の多い“ベア・トラップ”3つ全てのホールでバーディを奪った。18番まで4連続バーディを奪い、リッキー・ファウラー、カナダのグラハム・デラート、ロバート・スターブと同じく通算「65」をマークした。 前回王者のロリー・マキロイ(北アイルランド)とタイガー・ウッズは初日をともに「70」とした。彼ら本来の実力からすると物足りない結果だ...
2012/05/31WORLD

【WORLD】タイガーはもはや“その他大勢”?

Golf World (2012年5月21日号) texted by John Huggan タイガー・ウッズの「ザ・プレーヤーズ選手権」40位タイという結果は、目の前にある考えを助長させることとなった。ウッズは今後どこかの大会で優勝はするだろうが、ゴルフ界を支配することは、もうないだろう。 ゴルフの長い歴史を見渡すと、最高のゴルファーたちはそれぞれの時代で、少なくとも何かひとつは、抜群に秀でたアドバンテージを持っていた。ボビー・ジョーンズは清らかな心と、入れるべきパットを決める比類なき能力によって、グランドスラムを達成した。ベン・ホーガンは、すべてのホールにおいて、左サイドを避ける技術に最も...