Golf Digest(2012年4月号) texted by GUY YOCOM
オーガスタナショナルの12番ホールは、“自然の「流し台」”の一番下に位置。不安定でクルクルと回る風のため、ゴルフ界で最も恐ろしい155ヤードとなっている。
もしテレビカメラがマスターズ最終日に12番パー3のティーに常設されていたとしたら、上位選手が首を何度も捻り、天を見上げる映像を見るにちがいない。なんとか冷静に己を保とうとする努力をしたり、もしくは自らに何かをつぶやいたりする選手も多いかもしれない。仮に天候が穏やかであったとしても、試合展開を劇的に変える要素となる風については、敏感にならざるを得ない。くるくる...